The sims2のプレイ日記
2007
「あの無免許美容師……」
樹君です。
自分の髪を自分で切るわけにも行かず、ブルーウォーター村に最近開店したサロンに行ったのですが……。
結果はご覧のとおりです。
まあ、顔でも洗って、このことは忘れましょう。
「俺も最初のころはひどかったけど、あそこまでへたくそではなかったぞ……」
樹君がぶつぶつトイレ掃除をしていると、電話が。
「はい、竹中です。樹はただいま外出しています。ピーッとなったら伝言を……
ちょ……? 息子? 誰の。俺の?」
わけの分からない電話がかかってきました。
「母親に心当たりがあるかって? 名前は。デラローザ・フローレンス? 確かに覚えはあるが。
え? その人、老衰で死んだ? フローレンスさん、そんな年寄りには見えなかったけど。
ああ……。遺言で、そちらさんの出生の秘密が明らかになったわけね……」
「俺んち? トボガンウェイにあるけど。明日来るって? まあ、いいけどさ……」
うそみたいな話です。
樹君に、突然彼の息子を名乗る人物から電話があったのです。
新手の詐欺かもしれませんが、樹君、とりあえず先方の到着を待つことにしました。
翌日です。
相手が尋ねてきました。
「どうも、初めまして。僕はマイルといいます」
「疑って悪いけど、……本当に俺の息子なのか? もしかして、お前母親似?」
「違うと思います。母は、もっとふっくらした輪郭でしたから」
だからといって、父親似でもなさそうなんですが、こいつ。
どうも、うさんくさいです。
とはいえ、むげに追い返すわけにもいかず。
「とりあえず、俺はこれから店だから。向こうで話でもしようか」
「はい。よければ、僕も店のお手伝いをします」
お店で。
「ところで、母親が亡くなったってことは、今お前一人暮らしか?」
「いえ。兄がいます」
「それも俺の子?」
「いえ、父親はまた別にいます」
「……」
どうも釈然としないまま、お店でお客の対応をする樹君。
彼の息子を名乗るマイル君も、それなりにお客さんの対応をしてくれてます。
お店にスキンヘッドのお客さん。
どうやらこの人も、ブルーウォーター村に開店した美容院の被害者のようです。
どうやら、樹君にカットしてもらいたいようです。
髪がないですけど。
一方の樹君は、まだどうも仕事にみが入らない様子。
「俺に息子ねぇ……」
(俺が失敗したのって、結衣の時だけかと思ったけど……。フローレンスさんの時もだったのかなぁ……)
どうでもいいですけど、やる気なさ過ぎですよ、その顔は。
緑色のお客さん、決心したようです。
「任せてください。うちはどこぞの無免許美容師とは、わけが違いますから!」
「ホントにぃ?」
「元のフサフサヘアーに、戻してみせますよ!」
そういう樹君も、無免許から始めましたけどね。
樹君に任せれば、ほらこのとおり!
しかし。
「あ……」
「ちょっと!?」
ご……、
ごめんなさいっ!
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