2006
今日は仕事は休みです。
いつもの癖で早くに目を覚ました俊介さん。
早速イーゼルに向かいます。
描いているのは……、お母さんですか?
「女性の体は難しいな」
いや、それ以前の問題のような……。
画家への道のりは遠い上にけわしそうです。
日が昇って、お母さんと一緒に朝ごはんを食べようとしたお父さん。
急いでシリアルを用意したのですが、入れ違いになってしまいました。
「ごちそうさまー」
「えっ、もう?」
お母さんは早食いです。
仕方なく一人でシリアルをかき込む俊介さん。
朝食のあとは裕也君とおもちゃで遊びます。
「裕也、土星とかに行ってみたくないかー」
「うちゅーひこーしになゆでしゅ」
「ロケットに乗って行けるな」
「ろけっと、やー!」
子供達が学校から帰ってきました。
「運転手さん、さよならですの」
花梨ちゃん、バスの運転手に笑顔で手を振ります。
さて、学校の成績のほうは……、
「さっぱりだわー」
ふたりとも、まだそんなに成績は上がってないようですね。
今日も宿題をがんばれば、きっとA+がとれるでしょう。
真鈴ちゃんは、おなじみのダンスを始めます。
花梨ちゃんは学校のお友達に電話です。
そういえば、まだ引っ越してきて日が浅いので、家族の知り合いがそんなにいません。
今度の週末は、家族で公園にでも遊びに行くといいのかも。
「うええーん!」
裕也君お目覚め。
お父さんはまたブランコに興じていました。
このブランコ、子供達のために設置したのですが、使ってるのはもっぱらお父さんだったり。
真鈴ちゃん、宿題を済ませてお疲れ。
と、花梨ちゃんがステレオのスイッチを容赦なくオン!
「うーん、うるさいなぁ」
花梨ちゃん、わざとですか?
あ、お客さんだ。
しかも勝手に入ってきました。
あつかましいですが、まだ知り合いの少ない河内家にはうれしい来客です。
早速お母さんにおしゃべりしてもらいます。
「家の息子がお世話になってますー」
「あら、花梨のお友達のお母さんだったんですか」
佐田家麻緒ちゃんです。
同い年の子供を持つ親同士、仲良くなれるといいですね。
って、麻緒ちゃんブランコに直行。
遊び好きな性格のようです。
真里恵さんは背中を押してあげてます。
そういえば、真里恵さんはまだ一度もブランコに乗ってないですね。
やっぱり大人です。
「私、表通りでサロンを経営してるんですよ。よかったら来て下さいね」
「そうさせていただきますわ。いい美容院を探していたところなんですの」
いや、真里恵さん、麻緒ちゃんの美容院はやめたほうがいいとおもいます。
奥様方がお話をしている頃、ブランコ大好きのお父さんはペットボトルで曲芸中。
相変わらず遊び好きの俊介さんなのでした。