2007
(花梨には負けられないもんねー!)
真鈴ちゃんも、デートをすることに決めました。
同じロマンス願望同士、競争心をあおられたようです。
お相手は、あの双子の片割れサトル君です。
無難な相手ですね。
高校生らしく、一緒にボーリングに行きました。
サトル君、ストライク!
この子、かなりうまいです。
さて、真鈴ちゃんは……。
「ぎゃう!?」
びたんっ
ボールと一緒に、あなたがレーンを滑ってどうするの。
もちろんガーター。
かっこ悪い真鈴ちゃん。
気を取り直して、お食事です。
サトル君、甘いものが好きな模様。
ベイクドアラスカを頼んでます。
「サトル君さー、いきなしデザートじゃ、お腹すくよ。あたしのサーモン、ちょっと食べる?」
「いいのかい?」
真鈴ちゃん、さりげなくサトル君に食べさせてあげました。
家じゃ絶対やさしいところを見せないあの真鈴ちゃんが!
淡い恋心キター!!
初々しくていいですね。
一昔前の高校生らしくって。
お食事をしたあとは、サトル君と別れました。
真鈴ちゃんは一人でナイトクラブです。
今日の喜びを、踊りで表現する真鈴ちゃん。
と、ナイトクラブに同年代の男の子が来ていました。
ロマンス願望ですから、男の子は漏らさずすかさずチェック!
……イモですね。
一人で何しに来てたんだろ、こいつ。
こっちのお兄さんなんてどうですか?
場違いなくらいにハイソな香りがしますね。
って、あ!
あのイモ高校生、きれいなお姉さんとツーショット!?
意外とやるな、こいつ。
特に何の収穫もなく、真鈴ちゃんはおうちに帰りました。
すると。
庭で遊ぶこの三人が……。
俊介さん、あなた子供ですか。
2007
今日も今日とて女の子を口説く樹君。
この子は三人目のターゲットですか?
「俺さー、嫁さん候補見つけたぞ。あの牛」
「牛ー?」
どうやらキャンパスの牛がお気に召した修太君。
でも、どこに惹かれたんだ?
謎です。
あ、樹君に淡い恋が芽生え……。
で、牛ですが、中身はこんな女の子が入ってました。
意外と美人さん。
それで気に入ったのかしらん。
そうこうしてるうちに、樹君は赤いハートゲット。
三人目の彼女です。
ちなみに牛ちゃん。
ラマとは犬猿の仲。
出会いがしらに、レディーファイッ!
ばきどかげしっ!
あ、ラマの勝利。
負けちゃった牛ちゃん。
逃げるように夜の闇に消えていきました……。
翌朝のこと。
「そういえば、最近弘美、元気ないなあ……」
「そう? 気がつかなかったけど」
昨日の夜、牛ちゃんがスプリンクラーにいたずらして、台所を水浸しにしていきました。
暇そうだった圭君に指示して、モップがけをするように言ったのですが……。
しょげちゃいました。
「えー? 何で俺ー?」
おいおい。
そんなに落ち込まなくてもいいだろう。
「はー。やっと終わったー。これで満足?」
ご苦労様。
シムによっては指示した行動にリアクションを返してくるのが面白いですね。
樹君。
彼は女の子口説いてるか、飯食ってるか、寝てるかのどれかな気がします。
樹君とこの女の子との相性は最悪なんですが、はたして落とせるのでしょうか。
モップがけが終わった後、ギターを引き始めた圭君。
そういえば、圭君は音楽が得意でしたっけ。
お父さんもベース奏者だしね。
今度、大学の音楽堂にいってみるのもいいかもしれません。
でも、なかなかみんなのスケジュールが合わないんだよねー。
ちなみに、隣ではピアノを弾いてる奴がおりますが……、
一本指でそんなに気持ちよさそうに弾くなよ!
おっそろしく下手です。
一応、圭君のギターに合わせているようですが、雑音にしか聞こえません。
圭君は様になってるのになぁ。
……ん?
何か画面が煙たいぞ?
と思ったら、喧嘩です。
またか! ランドリー・コーレイとブーイ・ジャスミナ!!
この二人、顔を合わせるたんびに喧嘩してます。
樹君はまだこの女の子とおしゃべりしていました。
相性の悪い子とは、こんな風にじっくり語り合うのが仲良くなる秘訣です。
相性の悪い相手ほど、燃えるタイプなんですね。
2007
弘美ちゃん。
一人お部屋で課題です。
机の上には、小さい頃、パパと一緒にとった写真。
もう二度と、家族がそろうことはないのです。
「あーあ……。何で樹君はあんなに浮気ばっかりするんだろう……」
どうやら弘美ちゃん、自分こそが樹君の彼女だと信じて疑ってない様子。
家族願望の彼女にとって、恋はすなわち愛なのです。
初恋の人が未来のパートナー。
家族願望は、この思い込みが強いのです。
そりゃ確かに、樹君はパパと同じロマンス願望ですけどね。
今日もまた、ランドリー・コーレイとブーイ・ジャスミナがやりあってます。
もう本当に、日常に溶け込んでしまいましたよ、この喧嘩。
イリーナちゃんは寝巻きのまま、カリカリ日記を書いていました。
意外とマメなんですね。
圭君は……。
電気ブザー。
本当にいたずらが大好きなようです。
あんまりやりすぎると、寮のみんなを敵に回しちゃうことになりますよー。
さて、課題を終えた弘美ちゃん。
おもむろに立ち上がってどこに行くのと追ってみたら……。
この前、樹君と浮気をしていた女の子に詰め寄ってました。
「あなた、樹君とどういう関係なのよー!」
「ええ?」
「どうして私が責められるのよう。言い寄ってきたのは樹君のほうよ!」
ああ……。
女同士の喧嘩です。
「だいたい、あんたこそ樹の何なのよ! まるで樹があんたのものみたいな怒り方ねっ!!」
「ええっ!?」
醜い争いが始まりました。
こうなったのも、樹君のせいですよ。
で、その争いの元凶は、トイレで新聞読んでました。
争いなんて、どこ吹く風です。
悪いやっちゃ。
でも、さすがに弘美ちゃんを怒らせたままではまずいと感じたのか。
テレビを見ていた弘美ちゃんの隣にやってきました。
「あのなあ、この前は悪かったな」
「つーん。口だけで謝っても、知りません!」
弘美ちゃん、ご機嫌斜め。
こちらは、のんきにお休み中の二人。
修太君、なぜかピアノに駄目だし。
まあ、確かに、下手糞が弾いてることのほうが多いもんね。
「ぴっけー。弘美とはいっつも何おしゃべりしてるんだ?」
「イツキノオタンコナス! ボケ! パッパラパー!」
「……」
ぴっけが悪い言葉を覚えてます……。
あ、食堂でまた喧嘩。
渦中にいるのは、あのおなじみの二人ですか?
と思ったら、ランドリー・コーレイと圭君です!
どうやら圭君がコーレイにいたずらをして、怒ったコーレイが襲い掛かった模様。
圭君、手を出してはいけない人に出してしまいましたね。
「本当に、朝っぱらからよくやるわね。こっちにこないでよ」
イリーナちゃんは一人悠々と朝ごはん。
圭君が勝ちました。
コーレイ返り討ち。
いたずらの標的にされたうえ、喧嘩にも負けて悔しそうです。
一方の樹君。
四人目陥落。
続けて五人目。
絶好調のようです。
弘美ちゃんのことはもういいの?
「弘美さあ、最近ふさぎこんでるけど、なんか悩みとかあんの?」
「ないわよー。大丈夫だってー」
いとこを心配する修太。
見かけによらずいい奴です。
樹君、相性の最悪だったこの女の子とも。
この子は大分苦労しましたよ。
でも、樹君の手にかかれば必ず口説き落とされる運命なのです。
プレイヤーも、だいぶロマンス願望には慣れてきました。
2007
まだ元気のない弘美ちゃん。
姿が見えないと思って探してみると、誰もいない学習部屋で、ぽつんと一人座ってました。
「はー……」
ため息が絶えません。
パパの弘君は浮気者でも、やさしくて責任感のある人でした。
好きになった人を、絶対に悲しい目に合わせたりしなかったものです。喧嘩はよくしましたが。
ところが同じ浮気者でも、樹君にはやさしさとか責任感とかは感じられないのです。
学習部屋で物思いにふけった後は、談話室へ行って居眠り。
お疲れです。
脇のソファーでは、修太君が勉強してます。
(やっぱ、樹となんかあったのかなー。俺、樹に何か言った方がいいかなー)
いとことして、心配も絶えない修太。
イリーナちゃんは、ピアノにブーイング。
「一本指奏法なんて、なめんじゃないわよ!」
こわ……。
「どきなさい。ピアノはこうやって弾くものなの!」
さすがイリーナちゃん。
流れるような旋律が紡ぎだされます。
そういえば、弘美ちゃんもピアノは上手なんですよね。
こりゃ、いつか絶対音楽堂に行かなくちゃ。
さて弘美ちゃん。
あらら、泣いてる。
どうやらこの前の女の子を小突こうとして、返り討ちにあったようです。
本当に、皆樹君のせいですよ。
そこ!
のんきにパソコンゲームなんてやってる場合じゃないですよ!
「あーくそー。何で俺だけ悪者扱いなんだよ。ロマンス願望だから、しかたねぇっつーの」
ふてくされる樹君。
修太になんか言われた?
それでも、お調子者の樹君。
髪形を変えて心機一転、食堂のおばちゃんとおしゃべりです。
もしかして、食堂のおばちゃんも口説くつもりじゃ……。
「樹ー。その髪型うっとおしい」
樹君、一蹴!
「ぴっけー。いい子だね。樹君なんかと何おしゃべりしていたの?」
「ヒロミノイシアタマ! ジダイオクレ! ガンコモノ!」
「……」
またぴっけが悪い言葉覚えたよ……。
授業帰りを激写!
といっても、友達同士のハグなんですが。
この二人、最近なんかいい感じなんですよねー。
修太には、牛というお嫁さん候補がいたはずですが……。
樹君、また……。
こっちでもまた喧嘩。
圭君とランドリー・コーレイです。
「君の赤毛って素敵だな。思わず触りたくなっちゃうよ」
「あら、樹君も新しい髪形、素敵よ」
またしても圭君の勝利!
将軍になるために体を鍛えてるから、強いんですよね、彼。
食堂では弘美ちゃん、またこの女の子とやりあってました。
「樹君は私の彼氏なんだからね!」
「なんなのよ! もう!」
あーあ……、泣かしちゃった。
この先、樹君と弘美ちゃんはどうなることやら。
弘美ちゃん、新しい彼氏探そうよ。
2007
ひとつ上の兄、翔兄さんのホームパーティーにお呼ばれした。
翔兄さん、親族を集めて自宅でコンサートを開きたかったらしい。
翔兄さんのお嫁さん、美里さんは、音楽家だ。
子供達はベビーシッターに任せて、勇樹さんと二人で出かけた。
久々に子供から離れるのも、結構新鮮でいい。
翔兄さんは、おいしい夕食も皆に振舞ってくれた。
翔兄さんが抜けて、一番上の麻美姉さんがベースに入った。
麻美姉さんも、音楽は得意中の得意。
なかなか楽しそう。
私も、何か楽器ができればいいのにな。
こちらが、美里さん。
ギターを持つ姿が決まってる。
後ろでドラムをたたいているのは、美里さんのいとこ。
どうやら、仕事着のままパーティーに出てきたらしいけど……。
もしかして、勇樹さんの仕事仲間?
ピアノを弾いているのも、美里さんのいとこ。
美里さんの家系は、皆音楽家らしい。
麻美姉さん、かっこいい!
思わず応援。
ゆったりとソファーに腰掛けて、音楽を聴く勇樹さん達。
最近結婚した甥、透兄さんの息子のお嫁さんも呼ばれてた。
いつ見てもきれいな人だ。
生の音楽を聴きながら、チェスに興じるのはとっても贅沢。
翔兄さんの息子だ。
こちらは透兄さんのお嫁さん、詩織さん。
こちらはミナマさんといって、今度翔兄さんの娘、美央ちゃんの婚約者。
どうやら今回のホームパーティー、彼を親族に紹介するために開いたらしい。
透兄さん夫妻にジョークを飛ばす勇樹さん。
どちらかといえば寡黙な彼も、打ち解けた雰囲気で饒舌になっているよう。
翔兄さんは楽しんでる皆を見て、満足げ。
おや、今度は勇樹さんがピアノを。
結構うまい。
意外だ。
夕食はたくさんあるので、それぞれお腹がすいたときに順次食べていく感じ。
夜も更けてきて、美里さんはお疲れ。
私達もそろそろ帰ろうか。
帰り道、ふと夜空を見上げると、なぜか月が二つ出ていた。
何の不具合だろう……。