2007
彼は真鈴ちゃんの友達。
名前は多分スカイラーだったと思います。
髪型はアレですが、顔の作りはかなりイケてます。
でも彼は、
短パン族。
こいつはひでぇ。
そんな今日、彼をここに呼んだのは、もちろん、
「ねーねー。レポートやってくんない? 今度鏡でその髪形変えてあげるからさ」
「うーん。今の髪型気に入ってるんだけどなぁ。まあ、真鈴ちゃんの頼みなら、仕方ないな」
いやあ。持つべきものは友達ですね。
こりゃ便利だわ。
今日の朝ごはんは花梨ちゃんが作りました。
が、大皿に乗っているのは、かつてソーセージだったものとかつて目玉焼きだったもの。
火加減間違えましたね。
花梨ちゃん、どうも焦がす率が高いような気がします。
「おえー。にが……」
真治君、もしかしたら将来毎日、こんな食事をすることになるかもしれませんよ。
「さようなら」
あっ!
スカイラー、途中でレポート放棄。
頼んどいてなんですが、坊ちゃんでももう少し根性ありましたよ。
仕方がないので、残りは自分で。
でも半分以上はやってくれてたので、比較的楽でした。
「おっとっとー」
花梨ちゃんは身体スキルupと楽しさ回復をかねて、水泳です。
ジャンプ!
胎児のポーズで……、
着水。
水が本当に気持ちよさそうです。
シムの世界には季節はないですけど。
今度の拡張パックが楽しみですね。
隆志君もジャンプ。
あっと! そこ花梨ちゃんがいるよ、危ないよ!
ざんぶ
花梨ちゃんの真後ろに着水。
危ないなぁ、もう。
そして隆志君、水面下で花梨ちゃんにダメだし。
分かりにくいですが、よく見ると親指を下に向けてます。
相性悪いんだな、この二人。
さて真鈴ちゃん。
午後からスカイラー君をダウンタウンに呼び出しました。
もちろん、レポートのお礼のためです。
そして、ロマンス願望の彼女。
スカイラー君を口説き落とすつもりでもあります。
「スカイラー君、朝はありがとねー。お礼に昼ごはんおごるわ。好きなもん選んでよ」
「うん(シェフサラダにしようかな)」
と二人で食事を楽しんでいたら、二人を見て顔を覆う人物が。
またですか!
サトル君の叔父、素直じいちゃんが来てました。
よく身内の恋人の浮気現場に現れる人ですね。
素直じいちゃんは放っておくことにします。
スカイラー君を口説き落としたい真鈴ちゃん。
投げキッスで様子を見ますが、
「うおえっ!」
すごくヤな顔をされました。
でもなぜかハートは出る。
結果オーライ。
真鈴ちゃんこれでようやく、恋人二人目です。
素直君、まだやってます……。
見たくないなら、帰ってくれ!
ところが、二人の様子を見てダブルマイナスを出す人が、ここにももう一人いました。
若い外見ですが、サトル君のおじいさんに当たる人です。
「……あれは孫の恋人の……っ!」
「まったくけしからん! あんな女にうちのサトルはもったいない!」
ひたすら怒りまくってます。
性格によって、反応も違うみたいですね。
サトル君の身内がうるさいので、早々にお別れすることに。
「じゃーねー。また大学で」
「それじゃあ……」
帰り際。
サトル君の身内だらけと思いきや、真鈴ちゃんの身内も来ていました。
「お母さん……。いたの?」
「うん」
これだから、近所でのデートって……。