The sims2のプレイ日記
2007
翌日は、朝から雪でした。
そろそろ冬も本番。
これは、積もりそうですね。
やっぱりこんなに積もりました。
坂の下に建っているせいか、家の真後ろは崖。
雪崩でも起きないか心配ですが、屋根に積もった雪が落ちるのも心配です。
すごい積もりかたしてるよ……。
「そろそろ仕事を探した方がいいかしら。でも、子供達だけでお留守番させることもできないし。9時から15時までの仕事ってないのかなぁ」
結局仕事も決まらないまま。
「うわー! 積もったわねー!」
弘美ちゃん、子供達を喜ばそうと雪だるまを作ることにしました。
「顔はどんな風にしようかな……」
弘美ちゃんが雪だるま建設に夢中になっていると、後ろを誰かが通り過ぎていきました。
家の中のほうに……。
不法侵入?
「こう置いて、こう置いて……」
ガレージスペースのうち、手前のドライブウェイを取っ払ったので、狭い敷地でも十分雪遊びが楽しめます。
車も問題なく使えるので、これは便利ですね。
夏はプールでも作っちゃおうかしら。
子供達が学校から帰ってきました。
「お帰りー。ほら、雪だるまよ!」
「ママー、それ壊しちゃっていいー!?」
「え、いいけど?」
「あちょー! 不死鳥の構えーっ」
「あたたたたたたたっ!」
真美ちゃん、雪だるまに百烈拳!
「わぷ!?」
あ……。
「ふふーん。真美の敵じゃあなかったね」
作るより、壊す方が楽しそうだね。
「ママー、ママー! 私もー」
結衣ちゃんからリクエスト。
「しょうがないわねー。そのかわり、今度はママの分も二人で作ってよー」
「うん。いいよ!」
真美ちゃんはスノーエンジェル。
それより、二人ともアウターを着てきたほうがよくない?
風邪ひくよ。
しもやけになるよ。
「ううっ、寒い……」
え?
弘美ちゃん、なんか顔色が悪く……。
爪も青いよ?
って、弘美ちゃん!?
弘美ちゃんが凍結したーーーっ!!
どーすんのよこれ!!
子供達だけしか家にいないのにーーーっ!!
子供達をいったんアウターに着替えさせ、「暖める」コマンドを実行させようとすると……。
「うう……」
弘美ちゃん、自力で生還。
しかし、パラメーターが激減。
どうやらこれで凍死することもある様子。
とりあえず、無事で何より。
ちょうどそのとき、家の中からさっきの人が出てきました。
「お前、さっき雪に埋もれてたけど、大丈夫か?」
「げ……」
竹中樹君です。
「どうしてあんたがここにいるのよーーーっ!!!」
バシャッ
「ちべてっ!」
弘美ちゃん、怒りの「コップの水をかける」
「どうしてって言われても……」
「もうっ! これじゃあ、引越しした意味がないじゃない!!」
弘美ちゃん、それより早く家の中に入ろうね……。
今度凍結したら、あなた死ぬよ。
「実の娘に会いに来て、何が悪いんだよ……」
さすがの彼も、水をかけられた後では、鬼顔です。
鬼顔のまま、結衣ちゃんとおしゃべり。
「おじさんいらっしゃい。結衣と一緒に、雪だるま壊しする?」
「いや、さからさ。俺はおじさんじゃなくて……」
弘美ちゃん、凍えた体を暖炉で温めます。
こんなとき、暖炉ってうれしいですよね。
肌色はまだ悪いけど。
「あのさ、話があるんだけど。てか、ほんとにお前大丈夫? 風呂であったまった方がいいんじゃない?」
「らーらーらー! 聞こえません!!」
空腹値もやばいのですが、とりあえず寝ておかないと何もできないので、弘美ちゃんは暖かいベッドに入ってもらいました。
シムの家は何もしなくても冷暖房完備のようなので、これでもう安心です。
夜になって。
壊れた雪だるまと会話する誰かが。
ペンギンです。
流氷に乗って、はるばる南極から会いに来てくれたようです。
雪だるまに。
「クルルコケー」
ごめんね、ごめんよ。
そのお友達は壊れちゃったから、もう何も話せないんだよ……!!
子供達が、昨日の夕ご飯の残りを用意してくれました。
樹君と一緒に食べることになりました。
「で、話って何」
「その……。結婚してくれねぇかなって……」
「その言葉、せめて大学時代に聞いときたかったわ。いまさら言われても、しらけるだけよ」
「でもさ、今言わないと、このあとないだろ。俺には」
「ねぇママー。宿題見て。私のまだ終わらないの」
「いいわよ」
結局、弘美ちゃんは樹君とたいしたお話しはしませんでした。
弘美ちゃんの食べ残しは、もったいないので結衣ちゃんに食べてもらいました。
「はむはむ。一日たっても、これおいしー」
「その食べ方は、どっちに似たんだろーな……」
その日の晩は、樹君は早くに帰りました。
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