2007
今日は休日。
子供達は朝からテレビです。
「うふふー。ボウケンレンジャーの中村知世ちゃんかわいー」
「ちょっと裕也! そんなとこに立ってたら、あたしが見えないでしょ!」
どうでもいいけど、まだそんなん見てるんですか、あんた達。
「よっ! はっ!」
真里恵さんは……。
もしかしてダンス?
「あ、そうそう。手紙見てこなきゃ……」
うわー!
そんな格好で外に出ないでくださいっ!!
さて、真鈴ちゃんはお友達を家に呼びました。
「ねーねー。数学の先生って、ちょっとカワイクない?」
「うんうん。彼女とかいないのかなー」
おしゃべりしてたら、俊介さんがブランコの背中を押してくれました。
こんなときまでサービスしなくていいったら!
花梨ちゃんもお友達を呼びました。
あの双子達です。
特に真治君とは仲良しですから……。
「うふふ、真治様。あのね、花梨お話があるんですの」
「え、え? 何、花梨ちゃん」
ちゅっ!
へっへっへ。
恋の奴隷、いっちょあがり……もとい。
かわいい恋人達の誕生です!
「あーあ。あたしも彼氏ほしー……って裕也! なに突っ立ってんのよ!」
裕也君、お風呂先に越されちゃいましたね。
早く出て行ったほうが身のためですよ。
花梨ちゃんに先を越された真鈴ちゃん。
遅れをとるまいと双子達に接触を試みますが。
真鈴ちゃん、真治君はもう売れちゃいましたよ。
花梨ちゃんは友達のためにいそいそと夕ご飯の支度。
「皆さーん! マッシュルームスープができましたのー」
真鈴ちゃんの友達は、早々とテーブルについてます。
皆で夕ご飯。
友達と一緒に食べるのは楽しいね!
「お姉ちゃん……。僕のは?」
「え? なに? 何いってるのかぜーんぜん聞こえなーい!」
真鈴ちゃん、またそんな意地悪しなくても。
裕也君の分は、いまお父さんが作ってますよ。
ということで、裕也君も無事に食卓につけました。
「お姉さん、僕、とっても野球がうまいんです。学校のエースなんです」
「ふーん」
どうでもいいけど、真鈴ちゃんのお友達、二皿目です。
よっぽどお腹がすいていたんだな。
この日は夜遅くまで友達とおしゃべりして、おやすみなさーい。