The sims2のプレイ日記
2007
「……」
もぐもぐもぐ
朝から浮かない顔の弘美ちゃん。
長女の真美ちゃんが生まれて、本当なら幸せなところなのですが……。
実は、樹君と会った翌日のことなのです。
「ほら、お母さん」
「あ、ありがとう」
かなた君が真美ちゃんを渡してきました。
そっと抱き取る弘美ちゃん。
「よしよし……」
「どうしたの? なんだか元気ないね」
「大丈夫。昨日夜遅くまで起きていたから、寝不足なのよ」
心配してくれるかなた君ですが、
実は彼、願望に「弥生を口説く」なんてものが。
成長して大学に行った弥生ちゃんですが、たしかにヤングアダルトになって素敵な女性になりました。
だからといって、この願望は……。
財産願望って、こんな浮気心を持つような願望だったっけ……?
一方の弘美ちゃんの願望は、「樹を招待する」、「樹とダンスする」を出しています。
これは早くも、夫婦崩壊の危機でしょうか。
弘美ちゃんの心の中で、樹君を占める割合が、日増しに高くなっているようです。
(私、やっぱりまだ樹君のことが好きなんだわ……。どうしよう)
「さあ、ママのところに歩いてきてごらーん」
「んしょんしょ……」
かわいい遥ちゃんのあんよのお稽古をしていても、なんとなく上の空。
「さあ、ミルクの時間ですよー」
真美ちゃんにミルクを上げていても、気もそぞろ。
それどころか、ほかの男性のことを考えながら子供たちの世話をすることに、自己嫌悪を感じたり。
「ママ……。もう少し長生きしてくれてたら」
今一番相談したい人は、もうこの世にはいません。
その日の晩。
遥ちゃんの事を思いながら、ぷいと一人、家をあとにする弘美ちゃんの姿がありました。
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