The sims2のプレイ日記
2007
「結衣ちゃん、メリーマックしよう」
「うん、いいよー」
一緒に遊べるようになって、よかったね。
でも、メリーマックって一体?
見てみると、アルプス一万尺みたいですね。
「おじさん、こんにちわ~。それね、ぴっけ2号って言うの」
「……おじさん」
わが子に他人扱いされるのは、なんとも言えず。
樹君、居間にいる弘美ちゃんのところへトボトボ。
弘美ちゃんにハートをいっぱい飛ばしてます。
弘美ちゃんはテレビでスポーツを歓声中。
「ひゃっほー! また入ったわー!!」
でも、樹君がやってくるとSBN(シムブロードキャストネットワークだったっけ?)にチャンネルを変えました。
「結衣には会った?」
「うん。おじさんって言われた。……教えてないの?」
「うん。ママがお星様にお願いして生まれた子供、ってことになってるの」
「あ、そう」
弘美ちゃん、この間テレビのチャンネルをスポーツ中継とSBNに切り替えてばかり。
こんなに落ち着かないのは、樹君といるからでしょうか。
「……」
「……」
ほんとうに、チャンネルを切り替えてばかり。
真美ちゃんは、ころとお外に遊びに出ていました。
棒投げです。
「ころは賢いねー」
「わふ」
樹君も、一人で外に出てきました。
弘美ちゃんのことを考えながら。
「ねぇねぇ、おじさん!」
と、真美ちゃん。
「キャッチボールしようよ」
「よし、いいぞ。思いっきり投げて来い」
「いいのー? 真美のは、剛速球なんだから」
子供達、楽しそうです。
結衣ちゃんには、家を出たおにいちゃんから電話がかかってきていました。
直接には一言も交わしていなかったけど、気にしてくれていたようで、うれしいです。
「ええっ。結婚するの? お父さんが!?」
結衣ちゃん……。
今その話題は、口にしない方がいいんじゃないのかな。
子供達の話題は、大人達の沈黙を超えています。
(結局のところ、子供達は俺達よりも状況をよく分かってるのかもしれないな……)
なんとなくそんな気がした、樹君です。
そして弘美ちゃんは、新たな旅立ちを一人ひそかに進めるのでした。
弘美ちゃんたちのお話は、リバーブロッサム・ヒルズにて続きます。
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