The sims2のプレイ日記
2007
デートから帰ってきて、お腹もいっぱいなことだし、ベッドでくつろぐ二人です。
「お前、旦那とは連絡とってねぇの?」
「うん……。多分、弥生ちゃんと結婚して、新しい家庭をもってると思う」
「俺、感謝はしてるのよ。結衣のこと」
「そお?」
「産んでくれてありがたかったよ。俺は一人で家を出て以来、自分の家族がいなかったから。結衣が初めての家族だよ」
「そういえば、同居し始めてから、私達一回もけんかしてないね。あなたがまだ浮気してないのが、理由かもしれないけど」
「喧嘩がなけりゃ、それでいいじゃない」
「でも、なんだか変な感じ。貴方らしくないって言うか」
「私ね、今なら分かる気がするの。私のママが結婚しなかった理由。小さい頃は、何でパパとママが結婚しないのか、不思議でしょうがなかったけど。あんなに仲が良かったのに……」
「本当に分かってるの? そんなら、理由を言ってみなよ」
「ママのスタイルには合わなかったのよ、結婚って。だって、父親の違う子供を四人も産んだ、とっても自由奔放で型破りの人だったもの。ママの生き方に、結婚は合わなかったんだわ」
「お前、すごい母親持ってんのな」
「樹君も、自分の生き方を持ってる人よね」
「自慢できるような生き方じゃないけど」
「それは、人によるわ」
「結局俺はまた、弘美に我慢させることになるのかなぁ……。てか、やっぱ一人暮らしじゃないと、落ちつかね」
「ふう……。結衣は俺が父親って知らないほうが、幸せかな。まあ、まだ子供だし、大人になってから打ち明けても遅くはないかもなぁ」
色々、難しいですね。
「ねぇ、樹君。願いの井戸って知ってる?」
「金、友、愛、三つの願いのうち、ひとつを叶えてくれるんだろ?」
「私、愛を願って、ロマンス願望な人生を歩んでみようかな」
「無理だからやめとけ。思ってるより、ハードだぞ。俺らの人生は。つーか、俺達からすりゃ、家族願望な人生こそきっついと思うんだけどな」
「私だって、その気になればできるわよ。樹君ばかりに浮気はさせないわ。私だって浮気するもん!」
「真美の悪い手本になるのが、オチだぞ。お前、浮気向いてないわ。いつも本気になるんだからな」
「昼ご飯の支度してくる」
「うん、頼む。さっきから、腹が減ってしょうがないや」
今度は、真美ちゃんが樹君の隣にやってきました。
「ねーねー、おじさん。おじさんはママと結婚するの?」
「まだわからねぇよ」
「結婚したら、パパ2号って呼んであげるわ」
「2号かよ……」
「結衣の説得は、ちょっと難しいかもしれないけど、ま、私に任せてくれれば全然問題ないから。おじさんは、ママとのことだけを考えてくれていいわよ」
「頼もしい意見だが、激しく不安でもある……」
さすがの真美ちゃんも、結衣ちゃんの本当のお父さんが樹君だということは、気づいてないようです。
「ごはんごはん、お昼ごは~ん♪」
今日のメニューはチリコンカルネ。
ころが物欲しそうに、弘美ちゃんのほうを見上げています。
ところで今日が、結衣ちゃんの誕生日だってことをすっかり忘れていました。
時間がないので、ケーキなしで成長してもらいます。
はい、成長。
これは、どっち似なのかな。
弘美ちゃんも樹君も、顔立ちは同じようだから、分かりませんね。
う~ん。
口元は、樹君っぽい……。
鏡でちょちょっといじくって、こんなになりました。
この生気のないボーっとした顔は、弘美ちゃん譲りですね。
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