2006
朝です。
マックス君、空腹で起きてきました。
「待ってろよー。今ご飯をやるからな」
仕事で朝の早い俊介さんが、マックスのご飯をあげます。
うん?
どうやら真鈴ちゃんも起きていたようです。
ブランコで遊んでいました。
さて、ご飯をもらったマックス。
しかし。
(ドックフードは食べ飽きたワン)
だめですよ。
ちゃんとドッグフードを食べなくちゃ。
早起きの真鈴ちゃんが朝食をとる頃、花梨ちゃんも起きてきて、電話です。
「そうですの。家族みんなであそびにきてほしいんですの」
今日は、花梨ちゃんのお友達真治君達を呼んで、家族ぐるみのパーティーを開くことにしたのです。
もちろん、新年パーティー。
さあ、お友達がやってきました。
真治君の家族には、ちょっと変わったのもいるようです。
サーボロボットですね。
お母さん達は、ブランコをこぎながらおしゃべりを始めました。
花梨ちゃんは真治君と枕たたき。
おや、花梨ちゃん、よそ見をしている。
その視線の先には……。
んげ!
シムとロボットとの禁断の愛が……。
真鈴ちゃんもこの光景を見て、
「ねーねー。ロボットとのキスの味ってどんなかなー」
「鉄くさいんじゃない?」
真治君の双子の兄弟、サトル君とおしゃべり。
おませな真鈴ちゃん。
「うわー、かわいいなー! 家も犬がほしくなっちゃったよ」
マックスもお客さんにかまってもらって、このとおり。
そのとき、河内家の前に不審人物が。
ご近所に住むシニアバンドのベース担当、堀川圭志君です。
「あー! 新聞取ったー!」
圭志君、白昼堂々新聞泥棒です!
こらこら。
「うしゃしゃしゃしゃ!」
走り去る圭志君。
「新聞ドロボー!!」
子供達、悪い大人を目撃してしまいました。
君達はあんなことしちゃいけないよ……。
さて、真鈴ちゃん。
「あんたのせいで新聞取られちゃったじゃないの!」
「えー! 何で僕のせいなのーっ!?」
また弟いじめてる。
「うわーん!! 真鈴お姉ちゃんのいじわるーっ!」
あーあ。
また泣いちゃった。