2007
気がつけば、ランドリー・コーレイはいつも喧嘩の渦中にいます。
今回の相手は、あのブーイ・ジャスミナ。
ほんとによくやるよ、君達も。
そして、この男二人は妙に仲がよくて心配です。
おかっぱが金髪にハートを飛ばしてますが、恋が芽生えちゃったりとかしないんですかねぇ。
さて、昨日は樹君と仲直りした弘美ちゃん。
気持ちも晴れ晴れと、ぴっけを連れて、寮の中をお散歩です。
「ぴっけも鳥かごの中ばっかりじゃ、退屈するもんねー」
圭君は、よせばいいのに、ブーイ・ジャスミナにいたずら。
「みなさーん。今のおなら、この人でしたよー」
「ちょっと! ちーがーうー!」
圭君、また敵を増やすつもりですか?
「ぐっふっふ。圭の奴、やりおるのぅ」
お父さんにはバカ受けでした。
さあ、とうとう皆も三年生です。
卒業まであと二年間、がんばりましょうね。
弘美ちゃんは、これまで最優等の成績を維持し続けています。
この調子!
「修太君も最優等をキープし続けてるんだよね。すごいよねー」
「まあな。次のレポートを誰にやらせたらいいかとか、この科目の課題をやらせるのは誰がいいとか、見極めが難しいけどな」
ああそうか。
弘美ちゃんも修太君も、レポートは人任せだった……。
ちっとは自分でやろうや。
「で、何でこの私が、朝っぱらからあんたににやけた顔をみて、朝ごはんを食べなきゃいけないのよ!」
「しかたないじゃん。ここの席が空いてたんだから」
イリーナちゃんと樹君、何気に不仲です。
朝食を終えた樹君、さっそく食堂のおばちゃんと話し始めたと思ったら……。
淡い恋心が来ました!
樹君、まさか食堂のおばちゃんも落とすつもりなのか。
相変わらずいたずら好きの圭君。
友達相手にもいたずら。
「あーはっはっは! おかしー!!」
「いひひひひひひっ!」
仲のいい相手にいたずらすると、友好度はマイナスにならないんですね。
ちなみにこの直後、圭君は水風船をお返しに食らいましたが。
弘美ちゃんは……。
「今期くらい、レポートはちゃんと自分でやらなきゃねー」
どうやら、人任せはいけないことに気がついたようです。
えらい。
といっても、それが普通なんでしょうが。
樹君は相変わらず。
この子で寮の女の子は皆、樹君の手に落ちました。