The sims2のプレイ日記
2007
秋奈、髪形を変えてこんなになりました。
なかなか、かわいいじゃないの。
秋奈のお誕生日で喜んだのもつかの間。
勇樹さんにお迎えが……。
こんな時に、こんな事ってないわ。
どうして。
私を置いて、一人で行ってしまうの?
「晴美、後のことは頼んだよ」
長く連れ添った私達。
まだ、記念パーティーも開いてなかったのに!
本当に、なんてことだろう……!
今夜から、眠るのは一人。
ベッドが広すぎて、悲しいわ。
翌朝。
家族が一人だけ減って、朝ごはんのお皿も三つ並べるだけでよくなって。
秋奈、おはよう。
ずいぶん早いわね。
「おじいちゃんって、飛行機で天国に行ったのかしら」
う~ん……。
「飛行機だとあんまり高度が出ないから、ロケットかもしれないわよ」
食後はお片付け。
秋奈、居間に行って遊びなさいな。
なんだか元気が出てきて、お腹がすいて。
本日二皿目の朝ごはん。
ぱんだや。
お前も長生きしなさいよ。
多分私より、物持ちがいいんじゃないかしら。
夏君と、SFの話で盛り上がり。
私達って、趣味が合うのね。
秋奈が学校から帰ってきて、私は宿題を見てあげる。
言葉とあんよも私が教えて、そのうえ宿題まで教えて、よかったのかしら。
さつき達にも、仕事を残してあげたほうがよかったのかもね。
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2007
久々に、この人を呼びました。
シドさん。
もう会わなくなってずいぶんになるけど、お互いふけたわね。
季節は春。
秋奈は早速チョウチョを見つけた。
捕まえるの?
相手もすばやいみたいね。
そんながっかりした顔しないの。
おばあちゃんが、捕まえてあげる。
なかなか難しいのね。
こりゃ、だめだわ。
シドさん、食べ方は昔と変わってない……。
ベイクドアラスカを出した方がよかったかしら。
秋奈はまたちょうちょに挑戦。
私は庭仕事。
小雨がぱらついてきた。
秋奈、ようやく蝶を捕まえたよう。
でもかわいそうだから、雨が上がったら、また放してやりなさいな。
今晩の夕飯は、おすし。
さつきはお仕事なので、三人で夕食。
「明日は晴れるといいなぁ。僕、明日野外コンサートをするんですよ」
ミュージシャンのお仕事、順調そうで何より。
その日の夜は、激しい嵐。
雷が落ちて、庭の笹から出火。
幸い雨ですぐに消えたけど。
おはよう。
昨日の夜はすごかったわね。
雷の音で、眠れなかった?
嵐が来たら、もうすぐ夏ですよ。
テレビで明日の天気の確認。
火曜日はさつきも夏君もお休みだから、みんなでピクニックに出掛けてもいいかな。
秋奈が学校からお帰り。
「おばーちゃん見て見て!」
なにかしら?
「A+だよ! しかも、クラスで一番だったんだよ!」
「すごいじゃない! あったまいいーっ!!」
ご褒美に、チョコレートケーキを焼きましたよ。
ちょっと夕方も遅いけど、お友達とおあがりなさい。
「秋奈ちゃん、お化けって見たことある?」
「ないよ。エドワード君は?」
「僕、あるもんねー!」
「いいなぁ」
背後に忍び寄る影。
ああ、ケーキを焼いてあげたのが、最後にできることだったのね。
私行かなくちゃ。
勇樹さんが待ってるわ。
私の両親や、兄弟たちも。
私は寂しくなんてないから、そんなに悲しまないでちょうだい。
それから、火曜は晴れよ。
みんなでピクニックにおいきなさいな。
……さあ、私の長い独り言も、これで、おしまい。
さようなら、また会う日まで……。
~おしまい~
2007
今日も、おなじみの場所にやってきた樹君です。
「冨美枝さんてさー」
「何ですか?」
「どうしてそんなにきれいなの?」
「からかっても、何も出ませんよ」
「冗談はさておき……。結婚とかって、考えたことあります?」
「まあ一度や二度くらいは、考えたことがありますわ。すべて過去の話ですけど」
「竹中さんはどうなんです?」
「おいしいとこだけは、持って行きたいんですけどね」
「あら、もう持っていったんじゃなくって」
「私は、一人の男性に縛られるのは、好きではありません」
「……ですよね」
実は前回の冨美枝さんとのデートの時、樹君はひそかに、望みに「冨美枝と結婚する」を出していたのでした。
ロマンス願望で、この望みを出したシムを、初めて見ました。
とはいえ、恐れの方にも「冨美枝と結婚する」を出してはいたのですが。
「世の中、どうあがいてもお金には縛られてますもの。縛られるのはそれだけで十分ですわ」
「……それより、俺、降りちゃっていいですか。帰りのタクシー代が……」
「歩いて帰ればいいでしょ」
お店の外に出て、樹君はとある女性を電話で呼び出しました。
この方。
以前樹君の家に泥棒に入った彼女です。
盗みに入られたときは、樹君は彼女に対して激怒状態だったのですが、時間がたつごとになぜか彼女が好きになって仕方がない状態になっていたのです。
彼の心境の変化は謎ですが、まあ、女の子を放っておくことはできないので……、
軽くキスして、淡い恋心をいただきました。
さらに樹君のほうだけ、赤いハートが点灯。
泥棒さんに、ハートまで盗まれてしまったようです。
今日はここまで。
後日また、家に招待することにして、ここでお別れです。
「うわー。外、雪が降ってきたよ。歩いて帰るの、さっぶいなぁ」
家に帰り着いて、凍った体をお風呂で溶かします。
「ふー。極楽極楽」
仕事に行くとき、再び雪が降り始めました。
この分だと、帰る頃にはだいぶ積もりそうです。
本当に積もりました。
「う~。さぶ~」
そりゃ、パジャマ姿のままじゃね。
最近の運動不足がたたってか、若干太め体型になりかけてたので、運動をすることにしました。
寒そうですけど、外でルームランナー。
「てか、何でわざわざ外でルームランナーやるわけ?」
家の中に、スペースがなかったからです。
運動していると、体があったまるようです。
外でも、体温が急上昇中。
「あつー。風呂にでも入って、汗を流すかー」
風呂上りに雪遊び。
「せっかく雪が降ったんだから、雪だるまを作らなきゃ、雪に失礼だろ」
こてこてこて
「風が吹くと冷えるなぁ」
「こんなもんだろ」
一体完成。
でも、一人だけじゃかわいそうなので、
「どっこいしょ」
もう一体作成。
雪だるまに号完成。
「もういっちょいくか」
そう思ったとき、突如家の中からペンギンが……!
何で家の中から!?
というか、どうしてペンギンが!?
「クルルコケー」
雪だるまに向かって、なにやら話し始めてます。
都会の冬もきびしいねー、とでも話しているのでしょうか。
「よしよし」
なでこなでこ
南極からはるばるいらっしゃったんでしょうか。
それとも、動物園から脱走してきたのでしょうか。
「うはっ。さっぶ!」
その格好じゃ、あたりまえでしょ。
でも、体温が冷えすぎるとどうなるのか興味深いので、樹君にはもう少し外にいてもらうことにします。
雪だるま三体目。
ペンギンは、好きに野放しにさせておきます。
まだ、雪だるまとしゃべってるよ。
「さびい。もう限界!」
結局、風邪をひいただけでした。
氷みたいに凍ったら面白かったのに。
2007
樹君、弘美ちゃん家族を家に招待しました。
弘美ちゃんは二人の娘を連れてやって来ました。
「雪だるま作ったから、見においで、だって」
「わーい! 私も雪だるまつくろっと!」
招待が夕方遅くだったので、子供達は門限で帰ってしまい、結局弘美ちゃんと二人っきりです。
「雪だるま三対も作るなんて、よっぽど暇だったのねー」
「どうでもいいけど、俺は春が待ち遠しい……」
雪見風呂です。
突然冨美枝さんから電話。
「なんですか? 今人と会ってるんで、またにしてもらえません?」
しょっちゅう電話だけはかけてくる人です。
日も暮れてきたので、夕ご飯に招待しました。
「がつがつ。このサーモンおいしいわね!」
「そう、よかった。げふっ」
「風邪ひいてるの? よかったー。子供達と会わせなくて。うつったら大変だもの」
「げほっ。看病とか、優しい言葉とか、かけてくれないのかよ」
「水ならかけてあげるわよ」
そうこうしているうちに、樹君の出勤時間になりました。
「それじゃ、適当にくつろいで行ってくれよ。俺、仕事行くから」
「うん。ちゃんと戸締りしていくわね」
翌日。
いつものように、女の子を家に招待しました。
今日の女の子は、友達として、森の妖精さんを連れてきてくれました。
まずは軽くハグして……。
妖精さん、めっちゃ見てますが。
ピンクのハートと赤いハートを同時にいただきました。
これで、恋人は12人目です。
ところが……。
突如こちらに猛ダッシュして来る人影が。
メイドのケイリーンさんです!
「こんの、裏切り者ー!!」
バッシーンッ!!!!
怒りの平手打ち炸裂。
浮気には見つからないよう十分注意してきたつもりですが、さすがにメイドさんの出勤時間のことは失念していました。
これは、ケイリーンさんの怒りがおさまるまで、相当かかりそうです。
樹君、まさかの大失態。
キャンパスライフでの教訓を生かすことができませんでした。
ケイリーンさんのことは仕方ないとして、とりあえず、もらえるものはもらっておきます。
これで、12ウフフ……だったと思います。
「どうしようかなぁ。今日も弘美を呼ぶかな……。あんまり呼ぶと、叱られそうだな」
先ほどの女の子はもう帰ったのですが、森の妖精さんだけはまだ、裏庭のホットタブにいました。
解けかけの雪だるま。
誰に見てもらうことなく、静かに崩れようとしています。
森の妖精さんはとってもイタズラ好き。
「後ろに、弘美ちゃん!」
「えっ!? どこどこ!」
樹君が後ろを向いた隙に……、
「てりゃっ!」
ばっしゃーん
水風船炸裂。
メイドさんのビンタに引き続いての災難。
誰だよ、こんなの連れてきたのは。
先ほどの女の子をうらみます。
「なにすんだよ! この緑女!!」
「いたーい!!」
彼女には、早々にお引取りいただきました。
「ふう……。俺も先が見えてきたのかも……な」
そろそろ潮時なのかもしれません。
いつだったか、ここプリーザントビューに現れたときと同じように、ふらりと宿変えの旅に出るのもいいのかもしれません。
2007
「結衣ちゃん、メリーマックしよう」
「うん、いいよー」
一緒に遊べるようになって、よかったね。
でも、メリーマックって一体?
見てみると、アルプス一万尺みたいですね。
「おじさん、こんにちわ~。それね、ぴっけ2号って言うの」
「……おじさん」
わが子に他人扱いされるのは、なんとも言えず。
樹君、居間にいる弘美ちゃんのところへトボトボ。
弘美ちゃんにハートをいっぱい飛ばしてます。
弘美ちゃんはテレビでスポーツを歓声中。
「ひゃっほー! また入ったわー!!」
でも、樹君がやってくるとSBN(シムブロードキャストネットワークだったっけ?)にチャンネルを変えました。
「結衣には会った?」
「うん。おじさんって言われた。……教えてないの?」
「うん。ママがお星様にお願いして生まれた子供、ってことになってるの」
「あ、そう」
弘美ちゃん、この間テレビのチャンネルをスポーツ中継とSBNに切り替えてばかり。
こんなに落ち着かないのは、樹君といるからでしょうか。
「……」
「……」
ほんとうに、チャンネルを切り替えてばかり。
真美ちゃんは、ころとお外に遊びに出ていました。
棒投げです。
「ころは賢いねー」
「わふ」
樹君も、一人で外に出てきました。
弘美ちゃんのことを考えながら。
「ねぇねぇ、おじさん!」
と、真美ちゃん。
「キャッチボールしようよ」
「よし、いいぞ。思いっきり投げて来い」
「いいのー? 真美のは、剛速球なんだから」
子供達、楽しそうです。
結衣ちゃんには、家を出たおにいちゃんから電話がかかってきていました。
直接には一言も交わしていなかったけど、気にしてくれていたようで、うれしいです。
「ええっ。結婚するの? お父さんが!?」
結衣ちゃん……。
今その話題は、口にしない方がいいんじゃないのかな。
子供達の話題は、大人達の沈黙を超えています。
(結局のところ、子供達は俺達よりも状況をよく分かってるのかもしれないな……)
なんとなくそんな気がした、樹君です。
そして弘美ちゃんは、新たな旅立ちを一人ひそかに進めるのでした。
弘美ちゃんたちのお話は、リバーブロッサム・ヒルズにて続きます。