The sims2のプレイ日記
2007
家に帰ると、子供達は手を叩きあって遊んでいました。
弘美ちゃんも、ダイエットをして一息。
「すぐにやせられて、よかった……」
ピンポン♪
と、かなた君が訪ねてきました。
「この間の続き。どお?」
「ええと……。その、つまりー」
「ん~。結局のところ、私は確かに竹中さんのことも好きだったけど……」
「うん」
「彼とは、生き方が合わないと言うか。それ以前に、私は彼の中に自分の父親的なものを見ていたの。私のパパも、ロマンス願望だったから」
「うん」
「私、早くにパパを亡くしちゃったでしょ。それで、ずっと憧れていた部分もあったと思うの。すごく懐かしかったの」
「僕が彼に勝てなかったわけだよ……」
「かなたさん、本当にごめんなさい。私、あなたにはとんでもないことしちゃったわ」
「正直言って、僕もまだ君を許せないんだよ……。心が狭いね」
「私、どうしたらいいと思う? 私、この先ずっと独りで生きていくことになっても、仕方のないことだと思うの。でも、かなたさんは、一人でいる必要はないわ」
「……」
「とりあえず、お夕飯食べていってね」
「真美もそろそろ大学に行く時期なの。その時になったら、結衣もついでに大学に入れちゃおうかなって思うの。姉妹一緒なら、親としてもなんとなく安心よね」
「そうだね」
「私ね、本当はこんなことするべきじゃないと思うんだけど……」
「それ、結婚指輪!?」
「受け取ってくれますか?」
「これで、振り出しに戻ったってわけかな?」
「私、もう浮気なんてしません。それは、誓えます」
弘美ちゃんだって、いつでもかなた君のことは大好きです。
ハートをいっぱい飛ばしてます。
「じゃあね。指輪、もう一度お互いはめましょう?」
「そうだね」
かなた君だって、まだ弘美ちゃんのことを許せないところはあるのですが。
しかし、一度は集った家族がばらばらというのは、悲しいことです。
だから、弘美ちゃんの申し出を受けてくれました。
「ころ~。パパとママが仲直りしたみたいだよ。よかったね~」
まだ結衣ちゃんの、本当の父親問題は残っていますが。
何はともあれ、弘美ちゃんの長かった人生の冬も、ようやく終わろうとしています。
弘美ちゃんも、もうすぐ老年です。
夏の終わりの、雨の日の夜でした。
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Re:無題
ありがとうございます!
でも、私は普通にプレイして、つじつまの合う話を考えているだけなんですよ~。
キャラクター達がプレイヤーに示してくる「望み」や「恐れ」の願望。
それらを見てゲームしているだけで、キャラクター達のドラマが生まれる。
シムズって、すごいゲームなんです!
でも、私は普通にプレイして、つじつまの合う話を考えているだけなんですよ~。
キャラクター達がプレイヤーに示してくる「望み」や「恐れ」の願望。
それらを見てゲームしているだけで、キャラクター達のドラマが生まれる。
シムズって、すごいゲームなんです!