The sims2のプレイ日記
2007
「あ……、かなたさん? 今さっき遥に電話で聞いたわ。ねぇ、久しぶりに二人で食事に行かない?」
ある意味、遥君が家を訪ねてくる前に樹君と別れたのは、正解だったのかもしれません。
「でも私、どんな顔してかなたさんに会ったらいいんだろ……」
難しいところです。
「やあ、久しぶり。元気そうで何よりだよ」
「あ、かなたさんも健康そうで何よりだわ」
かなた君は、別れたときとそう変わっていませんでした。
めがねをコンタクトに変えて、髪形を変えていたことくらいでしょうか。
「真美と結衣は元気にしてる?」
「うん。真美はバイトで忙しくしてるし、結衣もまぁまぁよ」
「今日は僕がおごるから」
「え? いいわよ。私の名前で予約してあるし……」
「まぁそういわず」
「じゃ、おごってもらおうかな……」
「……」
「…………」
「君は元気にやってた? 僕の方はまぁ、遥から聞いたと思うけど、散々だよ」
「私は……、あはは。内職でブーケ作ったり、ブーケ作ったり、ブーケ作ったり……」
非常に居心地が悪い弘美ちゃん。
もう笑っているだけで、精一杯です。
「ねぇ、かなたさん。私達、もう一度結婚するって言うのは、ダメかしら」
「…………」
「ダメよね……。私が悪いんだものね」
なんか、向こうの方に変なお客さんがいる……。
最近リバーブロッサム・ヒルズにできた、怪しげなサロンの犠牲者ですが。
二人とも、それぞれの好物を注文しました。
弘美ちゃんはロブスター。
かなた君はスパゲティーミートボール。
しかし、この端の席は何か悲しすぎる。
「遥はどうやら、好きな人がいるようだよ」
「……あら。私にはいないようなことを言ってたけど」
「まだ片思いなのかもしれないな。ちょっと心配だよ。何せ僕の息子だから」
「…………」
「がつがつ」
かなた君、ヤケ食い?
こんな食べ方する子じゃなかったと、思うんですが。
結局弘美ちゃんはほとんど料理に手をつけられないまま、かなた君のほうが先に食べ終わってしまいました。
「僕先に外に出て、タバコ吸ってるから」
「うん……」
「今日はありがとう」
「うん。会えてよかったよ」
弘美ちゃん、とりあえずはかなた君を家まで送っていって、別れました。
家に帰るとすぐ、かなた君から電話がありました。
「また、一緒に食事に行こうね。今度は子供達もつれて」
デートした直後に、「この間のデートはすごかったです、これからまたご一緒できませんか」コールってよく来ますよね。
今行ったばかりだろう! ってのに。
「……ふう。なんだか、すごく疲れた……」
さて、ロマンス願望の真美ちゃん。
携帯を手に入れた彼女は、早速それを使ってバイト仲間の男の子を呼び出しました。
「何? 急に呼び出したりしてさ」
「何って何よ。せっかく乙女が告白しようと、やっとの思いで電話したって言うのにさ!」
「えっ……?」
はい、ファーストキス。
ロマンス願望の真美ちゃん、ついに活動を開始したようです。
この男の子とは、バイトも一緒とあって、すぐに仲良くなったのでした。
「君もファーストキスだった? ねぇ、そうでしょ?」
「なに言ってんだよ。違うに決まってんだろ!」
しかしロマンス願望の真美ちゃん。
ファーストキスをしたこの日は、一人とだけではおさまりません。
早々にラマな彼とは、さよならをして……。
「あ、私真美。話があるから、ちょっと家に来て!」
いつぞやの日に、結衣ちゃんが呼び止めてくれた男の子ともチュウ。
この子のハートもいただきです。
果たして真美ちゃんは、ティーンの間にどれだけの恋人が出来るんでしょうか。
そのころの二人。
弘美ちゃんは外出で疲れて、結衣ちゃんは一日中テレビ見て疲れたようです。
結衣ちゃん、こんなんでいい彼氏ができるのかな。
「う~ん……ぐしぐし」
今夜は何かと、考えることが多すぎた日でした。
かなた君が健康だったのだけは、何よりだったかもしれません。
「二人も同時に好きになると、たーいへん……むにゃ」
こら!
どんな夢を見ているんだ!
真美ちゃんは悪乗り。
「かーわいい! 捕獲しちゃうゾ!!」
「いてて、いてぇって!」
抱きしめる。
「ぜぇぜぇ。お前、めちゃくちゃ力強いのな……」
「だって、私の夢はプロスポーツ選手だもん!」
まあ、こちらもこちらで、色々あります。
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