The sims2のプレイ日記
2007
今日も朝から内職。
働けど働けど、暮らしは楽にならず。
内職から得られる稼ぎなんて、微々たるものです。
「そういえば、真美がティーンになってくれたら、あなたにお留守番を任せて、私は勤めに出れるかもしれないわね」
「そうよ、ママ。お留守番は私に任せれば大丈夫! でも、私、バイトもしたかったなぁ」
「じゃあ、ママは夜のお仕事にでもしようかな。それなら、お互いの仕事時間が重ならないし」
「ママが夜のお仕事!?」
「夜警とか、ブロードウェイスターとか……」
「あー……、そっち方面ね」
今日は土曜日。
結衣ちゃん、天気予報をチェック。
「今日は凍える寒さかー。あれ、ころも天気予報見てる!」
今日も絶対、お外に出しませんよ。
ティーンは子供よりかは寒さに強いので、雑草の生えている玄関前をお手入れしてもらいました。
ここ、ころがおしっこする場所なんだよね。
家の前を挙動不審な通行人が。
中嶋家のおじいちゃんですが……。
って、ああー!!
新聞泥棒!!
弘美ちゃんはせっせと内職。
「いい仕事が見つかるといいんだけど」
しかし、外で雪が降ってるとなると、どうしても遊ばせたくなる。
そこで、ベランダでちょっとだけ遊ばせることにしました。
ここならすぐ脇に、家に通じるドアがあるし、グラグラ・ポンならいつでもやめられるしってことで。
凍りはしなかったけど、酔いました。
「あひやー……」
「結衣ちゃん、大丈夫?」
ドアにめり込みながら心配する姉。
「ういいぃ~。世界がグラグラ~」
ごめん……。
「うげ~」
あ、吐いた……。
ほんと、ごめん。
真美ちゃんはピアノ。
すると背後に不審者。
「お嬢ちゃん、うまいねー。グー!」
その後、わが子と一緒にテレビ鑑賞。
「ああっ、危ないっ!」
「この人の右ストレートは、神速だよねー」
「このマーガレットは、この色のチューリップと合わせて……。なんか上が騒がしいわね。子供達が暴れてるのかしら」
「ねぇ、おじさん。背中が赤くて黒い斑点のある虫知ってる? 最近全然見かけないんだー」
「てんとう虫だろ。冬眠してんじゃないか? それより俺はおじさんじゃなくって……」
上にあがった弘美ちゃん。
子供達と遊んでいる樹君を発見。
「また来てる……」
いつかの日に焼いた、黒こげベリーパイでおやつ。
「ねぇ、ママ。この人ママの何~?」
「えっ!? た、ただの大学時代からのお友達よ」
「そ~お~? 私、ママももうそろそろ恋人の一人も作っていいころだと思うんだけど~?」
ロマンス願望の真美ちゃん。
おおらかです。
「なに言ってるのよ。私は……」
その次の言葉が出てきません。
かなた君一筋なら、なぜ樹君との間に子供まで作ったんでしょうか。
いまだに、心の整理がつかない、弘美ちゃんです。
「真美ちゃん、ずいぶん大人になったんだなぁ。頭の固いママとは正反対だな」
「私、恋は自由にできたほうが楽しいと思うの!」
「はは、俺と気が合いそうだな」
「えーと。この仕事がよさそう!」
その日の晩、真美ちゃんはいいバイトを見つけました。
生涯願望が「殿堂入りになる」なので、スポーツキャリアに就かせました。
水汲みの、体力勝負な仕事です。
弘美ちゃんも。
「この仕事なら、結衣が学校から帰ってくる時間には、家に帰れそうね」
刑事のお仕事を見つけました。
これで、少しは生活が楽になればいいのですが。
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2007
弘美ちゃんご出勤。
刑事のスーツって、あんまりカッコよくはないですね。
つらい冬が過ぎ、季節は春の初め。
結衣ちゃんは早々と、蝶々捕獲です。
「えいっ、えいっ! すばしっこいなぁ」
「つーかまーえたっ!」
きれいですね。
「かわいい。これの観察を、春休みの自由研究にしようかな」
しかし、すぐに別の遊びに気をとられる結衣ちゃん。
今度は凧揚げです。
「風が強いから、よく飛ぶよ!」
「あははっ! 私も飛んでいっちゃいそう!!」
家の前を、ティーンの男の子が通りがかったので、呼び止めました。
「あのねぇ、真美ちゃんのお友達になってほしいの」
「え? 僕に女の子を紹介してくれるの?」
「あなたどこの高校? ……わあ、真美と同じね!」
「宿題とか一緒にできるね!」
真美ちゃんはロマンス願望ですから、男の子の知り合いはたくさんいた方がいいんです。
仕事から帰ってきた弘美ちゃん。
一人物思い。
「樹君って、離れてるとものすごく会いたくなる。でも、会うと今度は離れたくなる……」
複雑ですね。
「なーに? あなた男のことで悩んでんの?」
「まあね。大学時代からの付き合いなんだけど、これがまた腐れ縁で」
「あんたも大変ねぇ」
仕事の同僚とおしゃべり。
あ……。
「蝶々のこと、すっかり忘れてた……がくっ」
「うえええ~ん! ごめんね~!!」
虫は見て楽しんだ後は、すぐに放してやらないと、かわいそうですね。
「結婚かぁ……。でも、一回失敗してるしなぁ」
「あ……。また来てる」
「ねぇ、今日は私から話があるんだけど」
「ふわぁ……ねむ。で、何?」
「樹君は私のこと、好きなの?」
「うん」
「でもそれは、あなたのたくさんいる他の恋人達と、同様に、でしょ」
「……かもなぁ」
「好きになった人を独り占めしたい私が、欲張りなの? それとも、あなたが節操なさ過ぎなの? どっち?」
「俺にも、俺の生き方があるんだよ。まあ、俺もお前には色々迷惑かけてきたし、今度は俺がお前に合わせなきゃとは思ってる」
「それで、結婚しようなんていってきたの?」
「俺、こう見えても色々反省してるんだよ」
「……結婚はまだ無理だけど、同棲で様子見って方法もあるわよね。一緒に暮らせば、本当に私があなたのことを好きなのか、分かるかもしれないし」
「なんか怖い言い方だな。でも、これで決まり。いい?」
「いいわよ」
というわけで、樹君との同棲が決まりました。
2007
弘美ちゃんとの同居を始めた樹君です。
「今までずっと一人暮らしだったから、なんか慣れねぇな……。変な感じ」
弘美ちゃんにとっても、こんなに樹君と過ごす時間ができたのは、初めてのことです。
「大学時代だって、あなたとこんなゆっくりした時間をすごしたこと、なかったわ」
「そうかもなぁ……」
一緒に手を叩いて遊んだり、
背中をさすってあげたり。
正直、樹君は、弘美ちゃんのこんな気遣いがちょっと息苦しく感じたり。
(がまんだがまん。他人と暮らすのは大学時代以来始めてだから、慣れが必要なんだ。慣れが)
「あ、そうだ。デート行く?今日お前、仕事休みだろ? 俺もだし」
「そうね。それもいいかもね」
というわけで、近所のスケートリンクに遊びに行きましたが……、
「きゃああ!」
弘美ちゃんが派手に転んだだけで、あまり面白いことはありませんでした。
早々に引き上げて、ダウンタウンのカフェレストランへ。
日もすっかり落ちちゃいました。
弘美ちゃんにハートを飛ばす樹君。
樹君だって、弘美ちゃんのことを好きなのは、確か。
「そういえば、まともにデートしたのも、初めてね」
「そうだったっけ?」
「覚えてないんだ」
「記憶にないから、ないんだろうな……」
「ね、私の一口どお? ハーブがきいてて、とってもおいしいわよ」
「んじゃ、もらおうか。ってか、お前、好物変わった? 前はマカロニチーズが好きだったんじゃね?」
「私だってもういい大人だから、凝ったお料理が好きになってもおかしくないわよ」
「どお?」
「たしかにうまいわ、これ」
「ほんじゃあ、俺のもやるわ」
「ふふっ。樹君の好物って、デザートなのね」
「甘いの好きなんだよ」
ところで、手前の支配人の笑顔が、とても気になります。
樹君との楽しいデートなんて、本当にこれが初めてですね。
大学時代は、樹君に浮気されまくりで、喧嘩ばかりしていました。
「ごちそうさま」
「お腹いっぱい。ここ暖房が効きすぎじゃない? 熱いわ、ふう」
時間も来たので、デートはここまで。
お散歩がてら、のんびり帰りましょうか。
春のはじめの夜です。
2007
デートから帰ってきて、お腹もいっぱいなことだし、ベッドでくつろぐ二人です。
「お前、旦那とは連絡とってねぇの?」
「うん……。多分、弥生ちゃんと結婚して、新しい家庭をもってると思う」
「俺、感謝はしてるのよ。結衣のこと」
「そお?」
「産んでくれてありがたかったよ。俺は一人で家を出て以来、自分の家族がいなかったから。結衣が初めての家族だよ」
「そういえば、同居し始めてから、私達一回もけんかしてないね。あなたがまだ浮気してないのが、理由かもしれないけど」
「喧嘩がなけりゃ、それでいいじゃない」
「でも、なんだか変な感じ。貴方らしくないって言うか」
「私ね、今なら分かる気がするの。私のママが結婚しなかった理由。小さい頃は、何でパパとママが結婚しないのか、不思議でしょうがなかったけど。あんなに仲が良かったのに……」
「本当に分かってるの? そんなら、理由を言ってみなよ」
「ママのスタイルには合わなかったのよ、結婚って。だって、父親の違う子供を四人も産んだ、とっても自由奔放で型破りの人だったもの。ママの生き方に、結婚は合わなかったんだわ」
「お前、すごい母親持ってんのな」
「樹君も、自分の生き方を持ってる人よね」
「自慢できるような生き方じゃないけど」
「それは、人によるわ」
「結局俺はまた、弘美に我慢させることになるのかなぁ……。てか、やっぱ一人暮らしじゃないと、落ちつかね」
「ふう……。結衣は俺が父親って知らないほうが、幸せかな。まあ、まだ子供だし、大人になってから打ち明けても遅くはないかもなぁ」
色々、難しいですね。
「ねぇ、樹君。願いの井戸って知ってる?」
「金、友、愛、三つの願いのうち、ひとつを叶えてくれるんだろ?」
「私、愛を願って、ロマンス願望な人生を歩んでみようかな」
「無理だからやめとけ。思ってるより、ハードだぞ。俺らの人生は。つーか、俺達からすりゃ、家族願望な人生こそきっついと思うんだけどな」
「私だって、その気になればできるわよ。樹君ばかりに浮気はさせないわ。私だって浮気するもん!」
「真美の悪い手本になるのが、オチだぞ。お前、浮気向いてないわ。いつも本気になるんだからな」
「昼ご飯の支度してくる」
「うん、頼む。さっきから、腹が減ってしょうがないや」
今度は、真美ちゃんが樹君の隣にやってきました。
「ねーねー、おじさん。おじさんはママと結婚するの?」
「まだわからねぇよ」
「結婚したら、パパ2号って呼んであげるわ」
「2号かよ……」
「結衣の説得は、ちょっと難しいかもしれないけど、ま、私に任せてくれれば全然問題ないから。おじさんは、ママとのことだけを考えてくれていいわよ」
「頼もしい意見だが、激しく不安でもある……」
さすがの真美ちゃんも、結衣ちゃんの本当のお父さんが樹君だということは、気づいてないようです。
「ごはんごはん、お昼ごは~ん♪」
今日のメニューはチリコンカルネ。
ころが物欲しそうに、弘美ちゃんのほうを見上げています。
ところで今日が、結衣ちゃんの誕生日だってことをすっかり忘れていました。
時間がないので、ケーキなしで成長してもらいます。
はい、成長。
これは、どっち似なのかな。
弘美ちゃんも樹君も、顔立ちは同じようだから、分かりませんね。
う~ん。
口元は、樹君っぽい……。
鏡でちょちょっといじくって、こんなになりました。
この生気のないボーっとした顔は、弘美ちゃん譲りですね。
2007
皆そろって夕ご飯。
「とうとう結衣もティーンに成長したんだね」
子供達も、大きくなって手がかからなくなりました。
「はむはむ。夕ご飯おいしい!」
またそんな顔して、食べて。
夕ご飯の最中に、知らない人が乱入。
中嶋家の奥さんです。
何で、来たんだろ。
「……って、何のロケット?」
「やだなぁ、それ親父ギャグじゃん」
とりあえず、中嶋さんちの奥さんも交えて団欒。
団欒……。
弘美ちゃんが眠気のあまり、脱落。
「ママっ、お布団で寝たほうがいいよ!」
真美ちゃんもびっくり。
ステレオがつけっぱなしになっていたので、すぐにたたき起こされる弘美ちゃん。
「えっ? 私今……」
思いっきり寝てましたよ。
弘美ちゃんには、早々にベッドに入ってもらいました。
「ああ……。雨が降ってきたな」
春の雨です。
「昇進のために、俺も勉強しとかないとな」
子供達は友達とテレビ。
樹君には、毎日、女の子から電話がかかってきます。
実は彼、リバーブロッサム・ヒルズに引っ越してから、三人も口説き落としています。
樹君の浮気の虫が騒ぎ出すのも、もうそろそろかもしれません。
「今までおとなしくしていただけでも、たいしたものだったけど。もう喧嘩はしたくないな……」
「ぐう……」
「……」
そして、こんな時に限って火事です。
「誰よーー! オーブンにお肉を置きっぱなしにしたのはーー!!」
「ママ、ごめーん!!」
結衣ちゃん、お夜食を食べようとしていたみたいです。
「それにしちゃ、ちょっと火が大きくはないか!!?」
弘美ちゃん、近づいたら危ないですよ!
消防士さんが来て、無事に鎮火です。
そしてやっぱり。
「ころ、ころ? 大丈夫!?」
そんな中、弘美ちゃんに一本の電話。
なんと、弘美ちゃんの前夫、かなた君からです。
内容は、息子の遥君が大学を卒業して、弘美ちゃんに会いに行きたいとのこと。
かなた君は、遥君の携帯の電話番号を教えてくれました。
用件だけの、シンプルな電話です。
それでも久しぶりに聞く、かつての夫の声でした。