2007
さて、いよいよ礼治君が大学へ行く日が迫っています。
入学のお祝いに、一族全員でレストランに食べに行くことにしました。
一応全員グループに入れたのですが、公共区画にこれたのはなぜかこれだけでした。
かなた君がこれなかったのは痛いなぁ。
「ま、家に帰ってからお祝いしなおせばいいかな」
それぞれが好きなものを注文して。
「それじゃあ、礼治に乾杯!」
「入学おめでとう!」
って、そこの三人、食べるの早いな。
「この程度の料理、あたしの腹ペコにはかなわないわよ!」
と、畑山咲子ちゃん。
ご飯も食べたし、自宅に帰って、また皆でお祝いすることにしましょう。
やっぱり、自宅でパーティーが一番ですね。
家に帰ると、お留守番していた遥君の嫁メロディさんが、結衣ちゃんの婿健史君に平手打ちをかましてました。
仲悪かったのか、あんた達。
でもなんで?
うん。
やっぱり家が一番。
一族総勢12人が一つ屋根の下に集まりました。
台所で暴れる、結衣ちゃんの双子達。
結衣ちゃんと健史君。
真美ちゃんは、ころにかまってもらいたいみたいです。
遥君と、遥君の双子たち。
遥君、すっかりおじいさんになっちゃいました。
「本当に、賑やかねぇ」
真美ちゃん、結衣ちゃんとたった三人で住み始めたこの家も、今ではたくさんの家族が遊びに来る場所になりました。
傷心とともにここリバーブロッサム・ヒルズにやって来た時、こんなことは想像できたでしょうか。
「よかったわねぇ、本当に」
このパーティーに樹君を呼べなかったのは残念ですが、しかたありません。
それでも、ここには今の弘美ちゃんほど幸せな人は、いないでしょう。
弘美ちゃんのお話は、これでおしまいです。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。
おまけ
パーティーの後に、シンクが壊れました。
「うわぁぁぁ! 誰か水止めてーーーーーーーーーー」