2007
このサイト、お粗末ながらも一応前サイトからロマンス願望シムをメインにお送りしております。
で、今回の続編ではロマンス願望シムの一人として、キャンパスライフ第三期の竹中樹君に白羽の矢を立ててみました。
河内家の姉妹もロマンス願望ですけど、女の子のロマンス願望はもうやったことがあるし、と。
■竹中 樹(たけなか いつき)
・ロマンス願望
・生涯願望:プロのパーティーゲストになる
・きれい好き5 社交的6 活発1 遊び好き8 快活5
というわけで、樹君です。
生涯願望は20人の愛人を持つとかではないんですが……。
ノルマがないぶん、気ままな恋ができるのでいいかもしれません。
いきなり風呂場でだらけておりますが、彼は大学を卒業後、一軒家を買って一人暮らしをはじめました。
仕事はもちろん自由稼業。
お家は純和風のこちら。
Loco's-TS2 housing様からダウンロードさせていただきました。
やったー! ついにこの家に住めるぞー!
今まで住むのにいい家族が、なかなか作れませんでしたからね。
で、樹君。
とりあえず仕事は明日からなので、暇です。
この暇を利用して、早速女の子を口説くことにしましょう。
まずは電話でお誘い。
「あ、メハリッサちゃん? 久しぶり。俺、一人暮らしはじめたんだよ。ちょっと家を見に来ない? 情緒あふれるいい家だよ。縁側もあるし」
まずは寮で仲良くなっていた女の子を呼びました。
これから当分は大学時代に付き合っていた女の子達と、さらに仲良くなるところからはじめようかな……。
メハリッサちゃんが庭のホットタブに入ったので、樹君も付き合って入ります。
最初は大学の話題から。
「メハリッサちゃんは、大学の勉強どう?」
「あいかわらず課題ばっかりで大変だわー」
ちょっといたずら心を起こして、お湯をかけてみる。
「そらっ」
「ぎゃっ!」
メハリッサちゃん、すごい顔してます……。
「やだなぁ、もう!」
「はは……」
よかった。怒ってなかった。
「はー」
「ふぅ」
ちょっとリラックス。
いいムードになって、ちょっと抱き合ってみたり。
「課題ばっかだと、肩凝ってしゃあないだろ」
とんとんとん
と、マッサージもしてあげます。
そして、
そして、キス。
それから……、
中略...
はい、大学卒業後の初ウフフ成功!
何気にウフフマークが白目をむいてるのが怖いです。
こんなデザインだったっけか?
なにはともあれ、樹君のロマンス人生も始まったばかり。
これからどんな女の子達との出会いが待っているか、楽しみです。
でも、樹君、弘美ちゃんのことはもういいのか?
2007
一仕事終えてきた樹君。
風呂上りにお昼ご飯をかき込みます。
色気も何もない食べ方だな。
と、牛が不法侵入。
庭にホットタブをおいてあるんですが、不法侵入した人達はたいていここに入ってゆきます。
樹君ちはお風呂屋さんじゃないんですけど……。
夜になったので夕飯の支度。
牛はまだホットタブで浮いてます。
しかも全裸で。
困るなぁ……。
今日の晩御飯はお寿司です。
結構細かいですね、これ。
一人で食べるのは寂しいので、友達を呼びました。
皆でわいわい夕ご飯。
女の子がいますけど、彼女は妊婦さん。
さすがに妊婦は口説けませんな。
ちなみにこのアーガイルの男の子と狼は、家の前を通りすがっているのを捕まえました。
なんでもいいんです。賑やかなら。
実はかなり寂しがりの樹君。
さて、こちらの女性は樹君の仕事の同僚です。
仕事にいったら、一緒に連れ帰ってきました。
これは早速仲良くならねば!
しかし。
このお姉さん、樹君に拒否反応出してます。
そんなに嫌か。
でも樹君のほうは……、
(好みなのに……)
ハート出しまくりです。
これは片思いだなぁ。
ためしに嫌いなものを聞いてみました。
「筋肉はだめ」
また筋肉の話題か!
でも、樹君は普通体型なんですけどね。
星座の相性が悪いのかなぁ。
でも、相性が悪いほど口説きがいがあるってものです。
なぜかは知らないが落ち込んでいたお姉さんをやさしく元気付けたりして、友好度アップ。
あ、外の街燈が消えました。深夜です。
今日はこの辺でやめにしときましょう。
2007
「皆乗った? それじゃあ出発よ!」
今日は麻美ちゃん、子供達全員を誘って、お食事です。
こうして子供達全員を集めるのは、初めてのことなのかもしれません。
弘美ちゃんが生まれたときにはもう、他の子供達は成人して独立してましたからね。
弘美ちゃんも、兄弟全部と仲がよいわけではありません。
小さい頃に会ったことがあるだけで、それからほとんど口を利いていない兄弟もいるのです。
今回の外出は、麻美ちゃんだけではなく弘美ちゃんのためでもあるのです。
「私、ちゃんとおしゃべりしたのって、麻緒お姉ちゃんとくらいかなぁ」
麻緒ちゃんは、同じ父親を持つ姉妹ですもんね。
麻美ちゃんの子供達には、後二人の男の子がいます。
長男の素直君と次男の麻耶君。
ともに父親の違う異父兄弟です。
麻美ちゃんのこれまでの人生については、前サイト「平和な日常」を参照のこと。
あ……。
サボ恵が来てる。
偶然?
さて、皆席に着きました。
麻美ちゃんはシェフサラダが食べたいようですが。
ごめんね。もう皆にフィレステーキを頼んじゃったよ。
四人のかわいい子供達に囲まれた麻美ちゃん。
奥が素直君。手前が麻耶君。
麻耶君、今日は珍しく笑顔ですね。
こちらが麻緒ちゃん。
弘美ちゃんの、血を分けた実の姉。
そして、弘美ちゃん。
麻美ちゃんの人生もいろいろありましたが、立派に育った四人の子供達に囲まれて、こうして食事が出来るのはとても誇らしいことです。
さあ、ステーキが来ました。
「さすがロンドステ! いい肉使ってる! はぐはぐ」
「このソースがまたいい! がつがつ」
「おいしい! もがもが」
「がふがふ」
麻緒ちゃん以外全員犬食いかよ!
さすが、この母にしてこの子供達。
いきなり料理に手をつけてしまいましたが、これを忘れちゃいけません。
せっかく家族みんなが集まったんだから。
さあ、長子麻緒ちゃん、音頭をとって。
「私たちの大好きなママに……」
「私のかわいい子供達に……」
「「 乾杯! 」」
なんだか皆……、
同じ顔して飲むんですね。
同じ血を引いてるからかなぁ。
なぜか麻緒ちゃんだけマイナスを出す。
なんで!?
虫の居所が悪いんでしょうか。
彼女も本当なら犬食いをするはずなのですが、終始こんな風にお行儀よく食べていました。
高級な店だから、緊張してるのか。
ところで圭志君。
一緒に座りたいなら、座ってもいいんだよ。
そんなところにじっと立ってないでさ。
「お料理おいしかったねー」
「また皆で食べに行きたいわね」
「行こう行こう!」
お食事を終えて、みんなで帰宅。
お家に帰ったら、弘美ちゃんのパパのお墓の前で記念写真をパチリ。
ちょっとおどけていいお顔。
むむっ、負けずにこっちもいいお顔!
さて、弘美ちゃん。
ちょっと気が早いですが、彼女のために麻美ちゃんが買ったウエディングドレスを試着してみました。
今日は特別です。
「似合ってる?」
「とっても似合ってるわよ、弘美!」
この子が本当にお嫁に行ってしまう日まで、時間があればいいのに……。
口には出さないけれど、そっとそう思う麻美ちゃん。
弘美ちゃん、本当にきれいです。
せっかくだから、いとこの聖司君に今の姿をしっかり残してもらいました。
「お嫁に行ったときに描けばいいと思うけど。これが最初で最後なんてことにならなきゃいいけどねー」
「大丈夫! 私はちゃんとお嫁にいけますっ!」
2007
「ブーン、ババババ! キィーン……」
弥生ちゃんのロボットで遊ぶ弘美ちゃん。
そんなので遊んでるから、麻美ちゃんにいつまでも子ども扱いされるんですよ!
ちなみに、カーラはちゃんとトイレでおしっこする猫です。
彼女を買って来たその日のうちにしつけました。
なので、猫砂は置いていません。
掃除の手間が省けてとっても楽!
「ころー! ころや!」
お風呂場で愛犬を呼ぶ麻美ちゃん。
「くさくなってきたから、きれいにしようねー」
ころはお風呂。
犬のお世話って、猫より大変ですね。
「はい、きれいになりました」
入浴中、ちゃんといい子にしてくれました。
中には、嫌がって途中で逃げちゃう子もいるんですよね。
ころはおとなしい性格みたいです。
ころをお風呂に入れた後は、おやつの時間です。
元有名シェフの麻美ちゃんが作ったミルフィーユ。おいしそうです!
お客さんも呼びました。
こちらは麻美ちゃんの元恋人、素也君。
こっちは大学時代からの親友、圭志君。
大学時代からの仲間も、今じゃ彼らだけになってしまいました。
年はとりたくないものですね。
家族も呼びました。
こちらは麻美ちゃんの妹、美香ちゃん。
同じく弟の、翔君。
皆、いい年になりました。
もちろん、末の妹の晴美ちゃんもご招待。
皆でおやつを食べましょう。
麻美ちゃんの子供達も呼んでいます。
麻緒ちゃんは圭志君と家族のキス。
叔父と姪の関係ですが、麻緒ちゃんにとっては圭志君は父親も同然です。
麻緒ちゃん、お父さんが三人いたようなものだったからね。
今じゃもう、残っているのは圭志君だけ。
皆で麻美ちゃんのミルフィーユを食べます。
なんか関係ないのが混ざってるな……。
いつの間に上がりこんできたんだろう(茶髪の男)。
まあいいけど。
弘美ちゃんのピアノを聴く麻美ちゃんと麻緒ちゃん。
「ママの家系って、大家族なのね! 兄弟が四人でしょ。子供も四人でしょ」
「旦那さんは三人もいるしね」
「あは! ママったら!」
「翔、この間あんたのところでやったホームコンサート、よかったわよー」
「喜んでもらえてうれしいよ。この年になってようやくやりたいことが見えてきたんだ。若いころより元気なくらいだよ」
あ……。
素也君が晴美ちゃんを泣かしてる。
どうやら晴美ちゃんに電気ブザーのいたずらをしたようで。
内気さMaxな性格だった素也君も、年をとって変わったんでしょうか。
日が暮れてきたので、晩御飯も用意しました。
麻美ちゃんと弘美ちゃんは相変わらずのがつ食い。
麻美ちゃんのほおばった顔も健在。
「もぎゅもぎゅ、おいしー!」
あ、麻緒ちゃんが……。
食事中に睡魔でダウン。
「お姉ちゃん。おでこに型がついちゃうよー」
かわいそうだったので、この後弘美ちゃんにたたき起こしてもらいました。
その日の晩は、弘美ちゃんと麻美ちゃんは一緒に寝ました。
楽しい家族や仲間達。
麻美ちゃんにとって、彼らとの別れはとても一日だけじゃ足りません。
そう。もうお迎えの日が近いのです。
2007
麻美ちゃんが、朝風呂に入ったっきりなかなか出てこないので、お風呂場をちょっと覗いてみたら……。
遊んでいました。
「漕げや漕げー! よ~そろ~!」
「はっぷはっぷ。お頭~! 待って下せー!」
海賊ごっこ?
「宝島が見えたぞー! おも~か~じいっぱ~い!」
麻美ちゃんも、あまり弘美ちゃんのことを子ども扱いできませんよ!
弘美ちゃんたちは食堂で朝食。
カーラところが、なにやらものほしそうにしています。
君達のご飯はちゃんとあげてるでしょ。
さて、今回はさようなら麻美ちゃんスペシャル。
「ええ!? 私がさようなら!?」
だって仕方がないもの。
麻美ちゃんの年齢メーターが一杯になっちゃった……。
前日のように、たくさんの家族や友人達を呼びました。
弘美ちゃんは素也君とおしゃべり。
弘美ちゃん覚えているかなぁ。
赤ちゃんの頃、素也君に抱っこしてもらったことがあるんだよ。
「素直! サーボロボットと婚約したのはもう仕方がないわ! 自分の信じる道を行きなさい。幸せになってね!」
「母さん! ありがとう」
麻美ちゃん、一番心配させてくれた息子と抱擁。
「美里!」
「麻美! お互い年をとったわね。でもいつまでも私たちは親友よ」
皆と挨拶を取り交わす中、麻美ちゃんの動きがはたと止まりました。
ぴっけとおしゃべりしている弘美ちゃんを、この腕に抱こうとしていた矢先のことでした。
「ああ……。もう時間だわ……」
「お迎えが来ちゃった……」
「えっ! 嫌だよ、ママッ!!」
弘美ちゃんの悲痛な叫び。
ころも悲しげに鳴きます。
「ワオーン……!」
「やだやだ!! ママ、いっちゃやだっ!! うわぁぁぁん!!!」
すっかり子供にかえった弘美ちゃん。
泣き叫びます。
「ねぇ、せめて弘美がお嫁に行くまで……。だめ?」
「だめですよ。あなたの時間はもう尽きてしまったんです」
「ほら、もう旅の準備はできています」
「あらま! ほんと!」
「先に行ったお友達の皆さんも待っていますよ。さあ」
死神が差し出す南国ジュースを受け取った麻美ちゃん。
「色々名残惜しいけど……。仕方ないわね……」
そして旅行かばんを手に取り……、
永遠のバカンスへと旅立っていきました。
「麻緒や! 弘美や弟達を頼んだわよ!」
「にゃーん!」
カーラも長鳴きしています。
というか、死神に驚いているだけな気も……。
「麻美姉さん……」
晴美ちゃん、弘美ちゃんのこと気にかけてあげてね。
ともに親が年をとってからの子供という、あなたと似たような境遇の子だから。
一斉に出る、「死んだ」マーク。
うわっ、真っ赤!
麻緒ちゃんも静かに母の死を受け止めます。
「長女だから、私がしっかりしないと!」
かつては一児の子をもうけた仲。
素也君は麻美ちゃんの死に何を思うのでしょうか。
「あぁぁぁぁぁぁんっ!! ままぁーー!!!」
麻美ちゃんの死を受け止めきれない弘美ちゃん。
本当に大切に育てられてきましたからねぇ。
受け止めきれない人はここにも一人。
「ママーッ! うわーーん!!」
素直君、ついつい子供の頃の呼び方が出てしまいました。
一方カーラは。
なにやら圭志君に何かたくらんでいる様子だ。この顔は。
ひとしきり泣いた後、悲しみからさめる人々。
早いな、おい!
弘美ちゃんは……。
あ、放心してる。
ショックが大きすぎたか。
麻美ちゃんのお墓は、恋人の弘君の隣に設置されました。
彼女の人生には、本当にいろいろなことがありました。
生涯結婚はしなかった麻美ちゃん。
それでも四人の子供達に恵まれ、充実した人生でした。
麻美ちゃん、おやすみなさい。
「ころ~……」
「わおん」
悲しみが大きいときは、こんな風にただ黙って動物と触れ合うのがいいんです。
いっぱい泣いた後は、いっぱい食べなきゃね。
詩織さんに腕によりをかけて、おいしい夕ご飯を作ってもらいました。
麻美ちゃんの子供達も、それぞれに悲しみを癒し、
弘美ちゃんもまた、少しずつこの事実を受け入れていくのでしょう。
「私が小さい頃は、ママとよくこんな風に座って、おしゃべりをしたものです」
「そう。そうなの」
「弘美、元気出してね」
「うん……。お姉ちゃん、今日は泊まって行ってくれる?」
「いいわよ」
その日の晩は、弘美ちゃんは麻緒ちゃんと、ママのベッドで寝ました。
二人の姪を心配してか、翔君が静かに様子を見守っていました。
明日から、新しい日常が始まります……
一方その頃。
庭で三十分くらい固まっている人物が一人。
晴美ちゃん。
怖いなら、飛び込まなくてもいいんだよ!