2007
「浮気やめる気になった?」
「まだですのー。こうなったら、浮気を認めさせるまで、私説得をがんばりますの!」
めちゃくちゃなことを言って、また真治君を困らせる花梨ちゃんです。
そんなことやってると、いつまでたっても結婚できませんよ。
さて、家族の人たちが、あまりに前に飼っていた犬マックスを恋しがるので、新しく犬を飼うことにしました。
ポメラニアンのマルちゃん、メスです。
「マルや! マル!」
一番喜んだのは、真里恵さんでしょうか。
朝も早速パジャマのまま、マルと遊ぶために表に出てきました。
だから、その格好で外には出てくれるなと何度言ったら……。
プリーザント中のうわさになってても、仕方ありませんよ、これじゃあ。
「わん!」
棒切れを投げてもらうマル。
マルも、家族の中で真里恵さんが一番好きです。
テレビだって見ちゃう、おりこうさん。
あと、鏡に映った自分の姿に吠え付くのも好きです。
マルが家に来た翌日。
「う、産まれるかもー!!」
真鈴ちゃん、陣痛です。
居合わせた家の住人達。
お母さん、今日もまだパジャマです。
「真鈴ー! ファイトよー!!」
「あがが……。もうだめ、死ぬーっ!!」
苦悶すること約一時間。
ようやくかわいい男の子が生まれました。
早速お父さんのサトル君に渡します。
「はい、赤ちゃん」
「え? 俺が抱くの?」
なぜならば、真鈴ちゃんは……、
もう一人……。
双子です!
こちらは女の子。
プレイヤーにとっては計算外の展開です。
真鈴ちゃんと花梨ちゃんにそれぞれ一人ずつ子供ができて、夫婦三世帯八人家族を目指していたのですが。
困ったなぁ。
これは、真鈴ちゃんたち家族には、独立してもらわないといけなくなりました。
「赤ちゃん……。孫ができたわ……」
真里恵さんも大喜び。
双子の世話は大変ですから、この子達が大きくなるまでは、真鈴ちゃんたちにはこの家にいてもらうことにしましょう。
「赤ちゃんて、こうやって抱くのかな。ね、お母さん?」
「それでよかった……と思うわ」
なんだか、真鈴ちゃんが母親ってのが信じられない。
子供を抱く姿が、なんとなく似合っていません。
真鈴ちゃん、ちょっと童顔だからかな。
双子の子供達は、男の子が尚也(なおや)、女の子が奈夜(なよ)と名づけられました。
二人とも、真鈴ちゃんの瞳と容姿を受け継いでいます。
サトル君の遺伝子も入っているはずですが、その存在がさっぱり感じられません。
こちらが奈夜ちゃん。
本当に兄妹そっくりの顔です。
そして、出産の会った日は、俊介さん、真里恵さんのお誕生日でもありました。
すっかり忘れていたので、18時になったとたんに、その場で成長です。
俊介さんも。
「これで仕事を引退して、絵に打ち込めるぞ~!」
そういえば、絵画が趣味でしたね。
さて、新米ママ真鈴。
実はオムツを替えるのが大の苦手だったようです。
恐れが叶ってマイナス。
子供はかわいくても、こればっかりは勘弁ってことでしょうか。
サトル君とシンクロ。
「おやすみー、尚也」
「おやすみー、奈夜」
翌日。
初火事。
「わー! わー!?」
出火原因はお父さん。
「いや、だからね! チーズサンドを焼こうとしたら、コンロが突然火を噴いて……!」
後ろでお昼ご飯を食べている真鈴ちゃんとサトル君は、全然気づいていません。
消防士さん到着。
チーズサンドを救出です。
アラーム設置しといてよかった。
花梨ちゃんと真治君。
ようやく手をつなぎあえるくらいまで、仲直りしました。
でも。
「私、結婚式での恨みは忘れていませんの!」
「俺も、あの浮気のこと、忘れてないんだからな!」
まだまだ、道のりは遠そうです。
双子が双子のお世話。
子供達もすくすく成長していきます。
「はー。いっぺんに二人も生まれるんだから、本当大変だったよ。でも、効率は良かったかもね」
「だあ」
赤ちゃんがいると、シムたちは指示しなくてもお世話を焼いてくれますが、ミルクを過剰に飲ませようとするのは、やめてほしいと思います。
2007
双子のお誕生日です。
まずは尚也君から。
尚也君の成長した姿を撮ってませんでした。
仕方ないので、次は奈夜ちゃん。
おばあちゃんに抱っこされて。
成長した奈夜ちゃん。
髪の毛がありませんでした。
尚也君も髪の毛がなしで成長してしまいました。
一体どこに、髪の毛を忘れてきてしまったんでしょう。
早速鏡で髪型を変更、というか髪を生やしてあげました。
こちらが尚也君。
こちらが奈夜ちゃん。
二人とも、八の字眉です。
言葉のお稽古。
「熊さんて言ってごらん。くまさん」
「くまた……?」
奈夜ちゃん、熊さんなんて見たことも聞いたこともありません。
なぜなら、
この家にあるのは、牛さんだけです。
一方のこの二人。
「じゃーん!」
真治君、人生で二度目のプロポーズ。
「私、まだ折れたわけじゃないけど、もらえるものならもらっておきますの!」
順調? です。
こちらもお話の稽古。
おまるを教えた後、移動の暇すらも惜しんで、トイレで英才教育。
赤ちゃんの頃も過剰に構いすぎる傾向にあった大人たち。
幼児に成長しても、それは変わりませんでした。
皆が皆、子供を抱こうとするため、いったんベビーベッドの中に入れても、他の大人が「抱き上げる」
子供達、何度もベッドの中に入れたり出されたりして、なかなか眠れません。
そんなうっとおしい幼児期もあっという間に過ぎて、早くもお誕生日。
まずは尚也君。
みんなに見守られて、いざ成長!
こんなになりました。
髪型が似合っていないので、あとで変更します。
お次は奈夜ちゃん。
叔父さんに抱っこされて。
尚也君とほぼ同じ顔なので、大きくなったときの顔は大体想像がつきますが。
成長の瞬間は、やっぱりドキドキ。
はい成長。
こちらもあとで髪型を変更します。
変更後の双子達。
なかなか可愛らしくなりました。
子供達も手がかからなくなったので、真鈴ちゃんたち家族には、独立してもらうことになりました。
サトル君の実家だった家にお引越しです。
さあ、あとは花梨ちゃんと真治君が結婚してくれれば、河内家も安泰なのですが……。
どうなることやら。
2007
いきなりですが、新居です。
弘美ちゃんから連絡をもらった、かなた君。
子供達を連れて、この家の前にやってきました。
家の前で待っていたのは、まぎれもなく弘美ちゃん。
いったい、いつの間にこんな素敵な物件を見つけていたんでしょう。
お家は、Loco's-TS2 housingさんからです。
ころも家の前で待っていました。
早速寄っていく、真美ちゃん。
「あ~。かーいーのっ!」
ぎゅっと抱きつかれて、ころ、困っています。
「ばぁー。ママですよー。大きくなったわね、真美ちゃん」
「きゃー!」
弘美ちゃん、いつの間にか成長していた真美ちゃんとご対面。
「さあ、新しいおうちに入って、お昼寝しようねー」
弘美ちゃん、早速子供達のお世話に忙しく働きます。
かなた君も仕事に行く時間になって、弘美ちゃんに家出のことを聞きだす暇がありません。
「はい、おやすみー」
「まーま……」
そして、今日は遥ちゃんの誕生日でもあります。
弘美ちゃんのお友達や兄弟親族、引越しの挨拶に来た近所の人たちも加えて、みんなでお祝いです。
なぜか左上の三人がカメラ目線ですが。
こっち見るなよ……。
仕事帰りのかなた君。
彼一人、お誕生日どころじゃないようです。
ろうそくを吹き消して、さあ、緊張の一瞬!
「遥ちゃん、それっ! 成長だ!!」
どさくさにまぎれて、隣に立ってる人にダメだししてる赤い人が……。
今は君の好みなんて聞いていませんよ、弘樹君。
はい、遥ちゃん成長!
もしかして、あんまり長髪は似合わない顔かな。
でも、黒髪がとってもよく似合う男の子に成長しました!
「僕、はるかって言うの。よろしくね」
「ふーん。まあ、仲良くしてあげてもいいわよ」
こちらの女の子は、弘美ちゃんの大学時代の友人イリーナちゃんと修太君の娘です。
両親の似なくていい所が似てしまったという、ちょっとかわいそうな……。
遥君よりちょっとお姉さんですが、これから仲良くしてあげてね。
かなた君、もくもくと誕生パーティーの後始末です。
まだお客さんもいることだし、弘美ちゃんと話し合うのは後になりそう。
弘美ちゃんも体の具合が悪いらしく、早めに布団に入ってしまいました。
それでもかなた君は我慢強く待ちます。
夜中過ぎ、かなた君がお夜食を作って配膳していると、弘美ちゃんが起きてきました。
「弘美、その格好……」
もしかしなくても、妊婦服。
当然、かなた君にはその心当たりはまったくありません。
「もぐもぐ……。えーっと、そのぅ……」
「……それ誰の子……って、大体想像つくけど……。いったい、どういうつもりなの……?」
「うぅ! そ、それは……」
「僕、明日仕事に行ったら、もうここに帰ってこないかも……」
「うぅ! そ、それも……」
「ねーねー。何の話してるのー?」
遥君、目の前で繰り広げられているのは、身も凍るような修羅場なんだよ……。
2007
「……かなた君が帰ってこなかったら、どうしよう……」
家出の後、樹君の子供を宿してしまった弘美ちゃん。
まごうことなき不倫、というか、もう不倫を突き抜けちゃってる感じですが。
弘美ちゃんだって、かなた君のことが嫌いになったわけではないんです。
「私がいけないんだよね。全部」
分かっていたのに、何でこんなことになってしまったんでしょう。
「きゃーははっ!」
真美ちゃんは、無邪気にころと遊んでいます。
そして……、
「ただいま」
「うわー! 帰ってきてくれたの!?」
子供達のことを心配して帰ってきた、かなた君です。
「子供もまだ小さいことだし……。ほら、真美、夕ご飯だよ」
「ぱぱー?」
それから、遥君の宿題の監督。
子供達にしてやらなきゃいけないことは、まだたくさん。
弘美ちゃんも、とりあえず今は子供達のお世話をすることにしました。
二人の寝室に飾ってあるものは、かなた君と撮ったプリクラや、デートでもらったバラの花束。
翌日はかなた君も仕事は休み。
真美ちゃんのあんよの稽古に奮闘します。
実は、真美ちゃんの次なる成長のタイムリミットが、迫っているのです。
「ほらほら、だめだよ。ハイハイしてきちゃあ」
「い~の~。ころたんのマネなの~」
あっ!
「うわ! 私、おっきくなっちゃった!」
ああ、とうとうあんよを覚える前に、子供に成長してしまいました。
……まあ、いいか。
教えてなくっても、ちゃんと二本足で立ってるし。
イメージチェンジ後の真美ちゃん。
瞳がかなた君と同じせいか、全体的にパパ似にも見えます。
弘美ちゃんはわりと平均的に整った顔なので、特徴がつかみづらいってのもありますけど。
子供達が成長したら、教えてあげなくてはいけないことがたくさん。
日が暮れましたが、パパの指導の下、真美ちゃんはお料理のお勉強。
「こうやって出来立てチョコが来たら、アラザンをすばやく振って、箱につめるんだよ」
「時々、つまみ食いとかしてもいーの?」
「出来損ないチョコが来たらね」
「えい、とう、やあ!」
遥君も、サンドバックで身体スキル増強です。
そして、そんな日も終わりに近づいた深夜。
「おうぅっ。き、きたー!!」
お風呂上りの弘美ちゃんに、陣痛が来ました!
「かなたさ……」
でも、それかなた君の子供じゃないよ。
「ひ、一人で産むしか……」
弘美ちゃんがかわいそうなので、寝ていたかなた君をたたき起こすことにしました。
しかし。
「そういえば、夕飯の後片付けまだだった」
かなた君、風呂場を素通り。
「出産に立ち会う」行動を起こしてくれませんでした。
所詮、他人の子か……。
「こんばんわ、赤ちゃん。私がママでちゅよー」
弘美ちゃん、結局一人で産みました。
きゃあああああ! 女の子だっ!! しかも、どうやら弘美ちゃん似みたいですよっ!!!
プレイヤーの方が大歓喜。
早速赤ちゃんに、ミルクを飲ませる弘美ちゃん。
この子は、結衣(ゆい)と名づけました。
結衣ちゃんは、パパなしで育てることになりそうです。
翌日。
「ママ、見て! って、あれ?」
「うわっ! 私汗くさっ!!」
ママは、取り込み中。
さっきまで、外のサンドバックでたるんだお腹を引き締めてました。
しばしお待ちください。
数分後。
「じゃ-ん! 見て見てー!! エープラス!!」
「すごいわ」
仕事から帰ってきたかなた君。
「あれ? 家族が増えてる。いつのまに」
いまさら気づいたんですか。
「弘美の瞳とそっくりだな」
このあと言葉少なに、結衣ちゃんにミルクをあげてくれました。
弘美ちゃんは、真美ちゃんの宿題をみてあげます。
「順序良く考えれば、簡単に解けるのよ」
「その順序良くってのがねー。難しいんだこれが」
「順序良く、順序良く……」
弘美ちゃんとかなた君の問題は、どんなに順序良く考えても、まだまだ解けません。
2007
弘美ちゃんが出て行った日のお昼です。
樹君、かねてより電話で親しくなっていた、大学時代の教授を家に招待しました。
教授、友達も連れてきていいかといっていたので、許可したのですが……。
弘美ちゃん!?
なんと、朝に出て行ったはずの彼女を、教授が連れてきてしまいました。
「あー。あったかくて気持ちいー」
弘美ちゃん、樹君に挨拶もせず、家の裏手のホットバスに直行。
樹君には、教授が弘美ちゃんを連れてくるなんて、計算外です。
とりあえず、今日の課題は教授を口説き落とすことなので、弘美ちゃんやメイドさんのいない台所にこもることにしました。
二人に見つかったら、大変ですからね。
軽く手をつなげば、このとおり。
まずは淡い恋心が来ました。
そして、
さらには赤いハートまで。
これで樹君の恋人は、弘美ちゃんも入れて12人になります。
一方その頃の裏庭。
「パフェって、おいしいけどボリュームあるところが、侮れないのよね」
「そうねー。でもパフェ大好き」
樹君の女達2名、何も知らず、和やかにパフェなどの話をしています。
教授と浮気しているところは、見つからずにすみました。
さて、教授を落としてしまえば、今日のロマンス課題は完了。
弘美ちゃんとなんとなく顔を合わせたくない樹君、さっさと出掛けることにしました。
「56ウッドランドドライブまで、タクシー頼んます」
そそくさと車に乗り込む樹君。
向かう先は、
「ダウンタウンの最近できたパブまで、お願いします」
やって来たのはいつもの場所。
樹君にとって、家の次に落ち着ける場所かもしれません。
「また来ましたの?」
「客に向かって、それはないでしょ……」
「この間、あなたに溜息をつかせていた問題は、解決しました?」
「解決も何も、後戻りできなくなっちゃいましたよ……。なんか子供ができたみたいで。……一杯もらえます?」
「今顔を合わせるわけにも行かないし。どうしたもんかなぁ」
「相手は既婚でしたっけ?」
「面白い展開になってきましたわね。何か私にできることはあります?」
「他人事だと思って……。離婚とかになって、俺が責任取ることになったら、ホントどうしたらいいのか」
ロマンス願望にとっては、結婚は人生の墓場です。
その後、カードゲームで時間をつぶす樹君。
ちょうど、彼の友達の佐田家翠さんも来ていました。
「お前さあ、最近身内で何か重大事件とかあったりした?」
「いや、何も聞いてないけどね。毎日平和で、退屈だよ。何かあった?」
「そのうちあるかも……」
碧さんは、一応弘美ちゃんにとってはいとこになるんですが。
あんまり交流はないようですね。
割り切れない思いのまま、夜をすごす樹君なのでした。
夜遅くに樹君が家に帰ってきたら。
弘美ちゃん、メイドさん、教授が仲良くそろって、ホットタブにつかってました。
まだいたんですか、あなた達は。
三人とも樹君の恋人だから、色々ありえない光景なんですが。
表の女性陣は放っておくことにします。
多分、遅くなれば勝手に帰っていくでしょう。
「まぁ、なるようになれだ。弘美もああ言ってたし、自分で何とかするだろ」
「寝よ寝よ……」
あくまでも束縛を嫌う樹君。
そこがロマンス願望らしいといえば、らしいんですけどね。