The sims2のプレイ日記
2007
「昼の食い残し、片付けとくぞ」
「ありがとう」
「おじさん。私五人も恋人できちゃった」
「その五人の中に、あのはた迷惑な吸血鬼も混じってるんだろう? あれはやめとけ」
「いいか。大切なのは恋人の数よりも、恋の質だぞ」
「うん。わかってる。その割には、おじさん、恋人十人以上もいるんでしょ」
「まあ、それとこれとは別」
「私、友達もたくさん作りたいんだ。おじさん友達いる?」
「あんまいねぇな。俺の知り合いはむしろ恋人のほうが多いし」
「とにかく、お前付き合う男だけはちゃんと選べよ。俺みたいないい加減な男が、一番扱いやすいぞ」
「自分でそういうの? 変なの」
おしゃべりはそこまでにして。
樹君、今日もお店を開けます。
一番乗りのお客さんは、なんと結衣ちゃん。
「おお、お前か。なんか好きな服ないか? 安くするぞ」
結衣ちゃんの来店に、樹君も思わず目じりが下がってしまいます。
さて、このお客さんは。
「ブルーウォーター村の美容院に行ったら、こんなにされちゃって」
「はいはい。任せてください。メイク落とすだけならタダですよ」
「はい、綺麗になりましたよ」
「わぉ! ありがとう!」
樹君のスタイリストの腕も、安定してきました。
結衣ちゃん、洋服を数点買い上げ。
「また来いな」
「うん。また来るわ。ここ、いいお洋服がたくさんあるし」
「おや、綺麗なお客さんですね」
「またまた」
お世辞も忘れません。
いつも来るおばあちゃん。
「そのメイク、奇抜ですね」
「よその美容院で失敗されたのよ。何とかして頂戴」
「メイクを変えたら、その服も替えましょうよ」
「そお?」
そんなわけで、おばあさん、こんなに軽快な感じに大変身しました。
毎度ありがとうございます。
店の外には男性客と犬。
犬はいつもの穴掘り犬ではないようですね。
みんな追い払いました。
ごめんね。
でもここ、女性専門のお店だから。
PR
2007
「はい、いらっしゃいませ。どんな風にしましょう」
「夏らしく、爽やかに」
ところが。
「どの変が夏? どの変が爽やか?」
「す、すみません」
樹君、まさかの大失敗。
あわててすぐに直しました。
「ほら、今度はいいでしょ」
「あら!」
お団子にはお花もつけて。
むしろ春っぽいかしら。
「お客さん、その野暮ったい服替えません?」
「嫌!」
笑顔で拒否されました。
一生その服のままでいろ!
こちらのお客さんは……。
ガーデニングクラブの会長さんですね。
この人って地味なんだよねぇ。
「どうです? ちょっとはじけてみませんか?」
「この年でぇ?」
「ほらこんな感じ」
「あらら! これが私!?」
最終的にはこんなになりました。
これでガーデニングクラブの査定も、なんだか楽しくなりますね。
こちらのお客さんは……。
これまたひどいメイクですね。
変えてほしい?
顔は変えさせてくれましたが、服は断固拒否。
お前も一生その格好のままで生きろ!
外では雨が降り出しました。
店に入れない男性客が、濡れています。
哀れ。
2007
さて、こちらは真美ちゃんのお店です。
経営も軌道に乗って、お客さんの入りは上々。
おや、こちらの方は、この間ヘアだけ変えた人ですね。
今日はお洋服も替えてみましょうか。
思いっきりカジュアルに。
夏服の学生さん風です。
「僕も大変身できる?」
「う~ん。頑張ってみましょう」
「何でそこで悩むのさ」
真美ちゃん、何気に失礼です。
こんな感じに。
なんかちょっと無理がありすぎるような……。
まあ、タウニーだし、こんなものか。
ちなみに真美ちゃんのお店では、女性客は入れません。
なので、外で溜まっておしゃべりする女性客達。
弘美ちゃんも来ていたんですね。
ちょっとそこのお客様。
くそせまい店内で、枕たたきはおやめください。
これやられると、通路ふさがれて、身動きが取れなくなっちゃうのよね。
こちらの方はまぁ。
なんかひざ小僧が哀れに見えますよ。
お着替えしません?
カジュアルとフォーマルの中間。
まあ、短パンよりはずっとましでしょう。
あ……。
また例のお客さん来てる。
ここ、物理的に男しか入れない店なのに。
あ、ノーメイクですね。
なのにカスタムヘアってことは、新たに生成されたタウニーみたいです。
ニューハーフって設定なんでしょうか。
それとも、単なるバグ?
なぞは深まるばかりです。
面白そうだから、今度友達になってみましょう。
2007
ある晩、真美ちゃんは尚人君を家に招待しました。
家に男は入れられない約束を樹君としているので、お外でデートです。
ちなみにその時の尚人君の願望。
見事に真美ちゃん一色です。
しかも、結婚したいとまで思っているようですね。
一方の真美ちゃん。
牛君とオレストさんとの結婚はごめん。
信明さんには複雑な思いを抱いているようで。
でもやっぱり結婚するなら、尚人君がいいみたい。
仕方がないので、車でウフフ。
この日はこれで、尚人君とは別れました。
翌日は。
「うえー。気持ちわるぅ。昨日のイカがあたったのかしら」
「……それともあたったのは、あっちのほうかしら」
食中毒と一緒にされても……。
一息ついたのもつかの間。
また嘔吐です。
結構吐き気がすごいみたいですね。
かわいそうに。
「おーい、真美。朝だぞーって、まだ寝てるのか、お前」
「う~ん……」
でも仕事の時間になったので、仕方なくおきた真美ちゃん。
「それじゃあ、行ってきます」
「うんうん」
「……なーんか、様子がおかしかったな……」
小腹が空いたので、ベイクドアラスカを作りました。
「さーて、仕上げに一発……点火!」
「さーさー、皆さんご覧あれ!」
……一人でやるとさびしいですね、ベイクドアラスカ。
それに、危険だし。
「もぐもぐ……。やっぱ、一人で食うのは張り合いがないな」
そこであることを思いついた彼。
「た……だいま。疲れた……」
へとへとになって、真美ちゃんが帰宅。
ふとお庭を見てみると、なにやらにぎやかなデコレーションが。
樹君、パーティーをやることにしたようですよ。
2007
パーティーを開くことにした樹君。
近所の人たちなど、集められるだけ集めてきました。
もちろん、弘美ちゃんや結衣ちゃんもご招待。
まあ、ただの思いつきで開いたパーティーですから、特にイベントはございません。
みんなでしゃべったり、ご飯を食べたりするだけ。
でも大勢でやると、楽しいですよね。
寒い外に置いたテーブルでも、座って食べてくれました。
よかった。
外も、こんなに賑やかになりましたよ。
樹君は結衣ちゃんと一緒のテーブル。
結衣ちゃんといると、樹君はいつもにもましておしゃべりになっちゃいます。
寝ていた真美ちゃんも、この騒ぎで起きて来ました。
「おじさん、居間がたくさんの人でカオスになってるよー」
おや、真美ちゃんもここに座ってくれるんですか。
と思ったら、ちょうど食べ終わった結衣ちゃんが立ち上がってしまいました。
樹君、両手に花とまでは行かなかったようです。
弘美ちゃんは少し遠くのテーブルから、そんな様子を微笑みながら見ていました。
で、真美ちゃんの言っていたカオス。
誰かが喧嘩しとります。
喧嘩しているのは……。
見難いけど、どうやら遥君の嫁のメロディさんと、結衣ちゃんの婿の健史君です。
そういえば、この二人仲が悪かったっけ。
快活の低い健史君が、多分一方的にメロディさんを怒らせたんでしょう。
「パパー! がんばれー!!」
咲子ちゃん、父を応援。
人が多いから、ギャラリーも多いです。
まさに居間はカオス。
で、結局、健史君負けました。
喧嘩を吹っかけておいて、かっこ悪いおしまいですね。
そんなパーティーのさなか。
真美ちゃんのお腹が、ぽんと膨らみました。
「わぉ! これは尚人に報告しなきゃ」
「あ……。でも赤ちゃん出来たら、さすがにここにいるわけには行かないかな……。ママやパパにも報告しなきゃいけないし」
喧嘩が収束したと思ったら、再び……。
また戦いが起きそうな予感を残し、今日はこの辺でお開きです。