2007
すっかり、雪が降り積もりました。
マックス(えーと、えーと。確かご飯皿はこのあたりに……)
ご飯皿もすっかり雪の下。
ペット達の記憶力が試されます。
スイフト(ん~? なんすかね、あそこにチラッとだけ見えてるものは)
しかも、なんだかぴょこぴょこ動いてますよ。
ガムを噛んでいたぽみでした。
雪が降ると、色々楽しいですね。
夜が明けて、裕也君は早速雪だるま作り。
そのころ、家の中では。
喧嘩!?
家のペット達、喧嘩するほど仲は悪くなかったと思うけど!?
「ぎにゃーっ!!」
あ、スイフトが見えた。
相手は誰だ?
相手はラグ!
どうしたの、あんた達。
一番仲のいい、セキュリティーキャリアコンビだったじゃない!
スイフト(いやー。やっぱ兄さん強いねー。おいらなんて、まだまだ修行が足りないよ)
ラグ(へっへっへ。俺が勝つのは、当然なんだぜぇい)
ジジ(格闘なら、外でやってほしいんだよね……)
ラグ(勝ったんだじぇい!)
スイフト(負けた……)
なんだったんでしょう、この二匹。
ぽみ(ごしゅじーん、ごしゅじーぃん! ぽみ、救助犬になったのなの~)
この日、とうとうぽみがキャリアのトップに。
まだリリがキャリアを極めてはいなかったのですが、なぜか裕也君の生涯願望が叶いました。
お昼頃、ペンギンがやってきました。
勝手に家の中を通って……、
雪だるまとおしゃべり。
マックス(なんか、見慣れないのが来たよ!)
友達になれるかな?
しかし、ペンギンはすぐに帰ってしまいました。
裕也君、雪だるま崩しに挑戦。
「すうぅっ……!」
「あたたたたたた!」
雪だるまに百裂拳。
「ふぅ、終わった……」
雪だるま、哀れ。
「赤ちゃん、まだ?」
「まだまだ」
裕也君のお嫁さんは、牛になったりラマになったり、色々です。
リリもようやく大スターまで上り詰めました。
これで六匹のペット達は、皆キャリアの頂点です。
裕也君の生涯願望も叶って、皆さんご苦労様。
ペット達には、しつけもそこそこにして、後はのんびりと過ごしてもらうことになりそうです。
ジジ(やっぱり、シムの食べてるものの方がおいしそう……)
ジジは相変わらず、シムの食べ物に興味津々。
マックスも、六匹のペット達のリーダーとして、今後も頑張ってもらいましょう。
最弱だけど。
そんな中、とうとう裕也君の息子が生まれて……、
ジジ(子供って、相当やばいらしいよ)
ぽみ(たいへんって、どれくらいやばいのなの?)
ジジ(よくわかんないけど、すごくやばいらしいよ)
「きゃう~。ねこた~ん!」
スイフト(クビがしまるっすよ!)
最初の犠牲者はスイフトでした。
「しゅりしゅり~」
スイフト(我慢! 我慢っす!)
「ふわふわた~ん!」
リリ(えっ!? なんですの! 次はあたくし!!?)
「きゃー!」
リリ(ごしゅじーん! お子様の面倒は、ちゃんと見ててくださいよーん!)
ペット達の新しい受難は始まったばかり。
とりあえずは、裕也君の生涯願望が達成されたということで、ペットライフはここまでです。
ありがとうございました。
2007
弘美ちゃんを追うように、リバーブロッサム・ヒルズに移住した樹君です。
早速ブルーウォーター村に新居を見つけて、でもやることといったらプリーザントビューでのときと少しも変わりません。
とにかく、女の子を口説いて口説いて口説きまわること。
新しい土地で、新しい女の子達との出会いが彼を待っているのです。
彼の詳しい紹介は、プリーザントビューの竹中家01をご参照ください。
新しいお家はこちら。
Loco's-TS2 housing様からダウンロードしてきました。
さて、新居に入ってから、特にすることがありません。
新しい土地で、まだ顔見知りすらいません。
とりあえずは、引越しの挨拶待ちですね。
女の子が来てくれると、嬉しいんですが。
家の前を、女の子が通りかかりました。
女の子というか、かつては女の子だったというか。
樹君の守備範囲は広いので、早速ご挨拶です。
「今日ここに引っ越してきた、竹中です。よろしくお願いします」
「こちらこそ」
おばあさんと話している間に、引越しのご挨拶で近所の人がやってきました。
女の子が二人と男一人です。
とりあえず昼も近いことですし、お客さんにお出しするピーナッツバターサンドをつくります。
こちらの方は、デラローザさんだったかな。
あと奥の金髪の人が、ロス・ステラさん、人妻です。
人妻、今回はどうしようかなぁ。口説くべきか否か。
結局この人たち、夕飯時まで居座っちゃいました。
女性と仲良くしたいので、むしろ喜ばしいですが。
そこの金髪男は帰っては強いような……。
引越しの挨拶に来てくれた人たちは、そこそこ仲良くなりました。
あとは電話攻撃で、じわじわ仲を深めて行きましょう。
「フライパンのしつこい汚れを落とす方法は……と」
本を読んで、女性と会話するときの知識を勉強する樹君。
料理の勉強ですが。
ところで樹君。
実は「シーズンズ!」の畑山里子さんとはお友達。
お友達の関係で、この願いの井戸をプレゼントされていました。
ちょっと邪道かもしれませんが、お願いするだけで女の子とのロマンスをかなえてくれるこの井戸を、利用しない手はありません。
「まー俺は女好きだから、とりあえず女が出てきてくれたら、なんでもいいや」
そこそこ失礼なことを考えながら、女の子が呼び出されるのを待ちます。
女の子が降ってきました。
あれ、この人、ガーデニングクラブの人じゃなかったっけ。
こんな方。
おお、なかなか美人さんじゃありませんか!
せっかく綺麗なんだから、デフォルトの化粧じゃもったいない、ってことで。
彼女を鏡台の前に連れてきて、お化粧しなおしてあげました。
「眉いじるだけでも、ずいぶん変わるでしょー?」
「あなた、美容師?」
「俺は、常に女性の味方なだけ」
せっかく女の子と付き合うんだから、相手の魅力は最大限に引き出してあげなくちゃね。
そんなわけで、樹君の新しい土地での生活は、始まったのでした。
2007
こちらは、ラミレス家の奥様。
樹君、早速仲良くなっちゃいました。
軽くキスすると、
はい、この通り。
「浮気するのって、どきどきですわね。でもなんだか、ワクワクしちゃう」
「主婦もたまには、こういうスリルを味わわないとダメですよ。女なんだから」
樹君、人妻に手を出すのはこれで二度目。
(俺いつから人妻にも、手を出すようになったんだろうなぁ)
最初の人妻は、弘美ちゃんでしたね。
ウフフのあと、畑山里子さんから電話がありました。
里子さんももちろん、樹君のターゲット。
いつかは、彼女も落として見せますよ。
さあ、今日も井戸にお願いしちゃいましょう!
「変身させ甲斐のある女の子が、来ますように……」
現れたのは、こんな方。
可もなく不可もなくってところでしょうか。
ノーメイクみたいですね。
適当にお化粧してあげて、きれいになったところで、ウフフをいただきます。
ただ単に女の子と付き合うより、こっちの方がなんだか楽しいですね。
ちなみにこの女の子。
ゴミ箱が蹴倒されて害虫が発生していたのに気づき、自主的に退治してくれました。
いい子だ~!
春の嵐。
真夜中に土砂降りになって、庭の木に落雷しました。
炎が大きくて怖かったんですが、雨でまもなく鎮火しました。
翌朝。
どうしても簡単に女の子と恋に落ちれる、この井戸を頼ってしまいますねぇ……。
こんな方。
鏡台で、もっと綺麗にしてあげましょう。
ちょうどいいアイシャドーがありました!
服とおそろいで、前より華やかになったでしょ?
「きれいにしたご褒美に、キスして」
「いいわよ」
まあ、結局そこが目的なんですが。
ウフフのあとは、青い彼女にはお帰りいただいて、別の女の子をお昼にご招待。
昨日、ゴキブリを退治してくれた彼女です。
でも……。
「うっわー! 火力が強すぎたーーー!!」
「消火器! 消火器!?」
「うっわー!! どうしよ、どうしよ!!!」
「だめっ、近づけないっ!!」
ここでもしこの彼女が、消火器を取り出したりしてくれたら、もう本気で惚れちゃいそうですが……、
そういうことはまったくなく、ただ慌てるだけ。
「俺ガソリンなんかで料理してたわけないんだぞ!! 使ってたのはリノール油のサラダ油だけなんだぞ!! 何でここまで燃えるんだよ!!」
救世主到着。
「火災が発生したら、まずは落ち着いてくださいね。それから、速やかに消防に連絡しましょうね」
「いいから早く消してくださいって!!!」
「あーあ……。肉団子が真っ黒こげ……」
真っ黒焦げになったのが、肉団子ごときでよかったですよ。
2007
さあ、朝ごはんですよ。
休日の朝は、のんびりしていいものです。
「やーねぇ。今日は雨だわ」
「え~? 最悪。今日バイトだってのにぃ。空気が湿気てると、着ぐるみって臭うのよねー」
雷で、一瞬家の中が明るくなりました。
ものすごくゴロゴロ言ってます。
「家の木とかに落ちない?」
「それより停電が嫌だよ」
「ママねー、仕事先でお昼ご飯作ってたら、双子の卵見つけちゃったんだー」
「へー。珍しいね! そのうち、何かいいことあるんじゃない?」
「かもね」
「私ね、この間服買っちゃった! 250$もしたんだよ!」
「え~、高っ」
「真美、そんなにお小遣い持ってるの?」
「バイトで貯めたんだよ~ん」
弘美ちゃんと結衣ちゃん、まったく同じ顔で驚いてます。
親子だなぁ。
朝食のあと。
「あら、日が射してきたわ。雨が上がるのかもね」
夏の日の、一瞬の嵐でしたね。
雨が上がって、真美ちゃんが早速したこと。
望遠鏡で、覗きです。
「お~? あの人、一人でなにやってんだろ。きひひっ」
そんな子に育てた覚えは……。
せっかく雨が上がったけど、あまり活発でない結衣ちゃんは、テレビの前です。
ほっといたらずっと見てます。
もうちょっと動いて、新しい友達とか彼氏とかを見つけてきてくれればいいんですが。
弘美ちゃんは、ころをお洗濯。
「きれいになろーねー」
入浴中、いい子にしてくれました。
ところが弘美ちゃん、お風呂を壊す。
どれだけ怪力なのかと。
「ママ、私お風呂に入りたいんだけど」
「ちょっと待ってね。今直してるから」
しかし、結局弘美ちゃんは真美ちゃんに強引に外に出されてしまいました。
直後に、脱衣所に飛び込んできた見知らぬ男性。
どうやら真美ちゃんに、覗きをされていた人みたいです。
怒鳴り込んできたのはいいけれど、今その扉を開けたら、あなたが覗きになりますよ。
「あ、かなたさん? 私、弘美です。昨日の夜、遥が来たわ。すっごく背が大きくなちゃってて、びっくりした。本当に立派になったわねぇ」
「遥、ダウンタウンで一人暮らしはじめるんですってね。ブルーウォーター村からなら近いから、私毎日でも会いに行っちゃいそう。ところでね、今かなたさんはどういう風に暮らしてるの?」
弘美ちゃん、遥君に会えてよっぽど嬉しかったみたいです。
この笑顔!
「……え? 一人暮らししてるの? 私、かなたさんは弥生ちゃんと……」
その件に関しては、かなた君の口は重く、自分では言いたくないから遥君に電話で聞いて欲しいとの事。
弘美ちゃんの心に、ふっと影が射します。
「遥? ねえ、パパったらどうしちゃったの? 一人暮らしって……」
(ちょっと長い話になるけどいい?)
「私なら、いいわよ。聞かせて」
弘美ちゃんの従兄弟聖司君の、娘の弥生ちゃん。
かなた君が淡い思いを寄せていた女性。
でも、彼女には婚約者がいて。
かなた君は弘美ちゃんと別れた後、思い切って彼女に告白しました。
そして、弥生ちゃんもそれを喜んでくれたのです。
(パパもママと別れた後だったから、弥生さんに余計気持ちが傾いていたんだと思うんだ)
そう、遥君は言います。
かなた君も弥生ちゃんの気持ちを確認し、弥生ちゃんの婚約者を説得しようとしたそうです。
ところがその矢先に、弥生ちゃんのおなかが大きくなって妊娠が発覚。
「!?」
相手は、婚約者さんだったようで……。
弥生ちゃんがかなた君に告白される少し前に、関係したらしく……。
結局かなた君は、弥生ちゃんと結ばれることはなかったのです。
いったいどれだけ波乱万丈なんですか(プレイヤーが弥生ちゃんを妊娠させたことをど忘れしていたのが、そもそもの原因ですが……)。
「じゃ、じゃあ……。パパ、ずっと一人だったの……?」
弘美ちゃんも、この事実に胸が張り裂けそうです。
(パパに会ってみる? それなら、僕からレストランに、ママの名前で予約入れとくから)
「……今の話し全部、空耳とかじゃ、ないよね……」
大変なことになりましたね。
プレイヤーの物忘れは、シムたちにとっては不可抗力です。
2007
「あ……、かなたさん? 今さっき遥に電話で聞いたわ。ねぇ、久しぶりに二人で食事に行かない?」
ある意味、遥君が家を訪ねてくる前に樹君と別れたのは、正解だったのかもしれません。
「でも私、どんな顔してかなたさんに会ったらいいんだろ……」
難しいところです。
「やあ、久しぶり。元気そうで何よりだよ」
「あ、かなたさんも健康そうで何よりだわ」
かなた君は、別れたときとそう変わっていませんでした。
めがねをコンタクトに変えて、髪形を変えていたことくらいでしょうか。
「真美と結衣は元気にしてる?」
「うん。真美はバイトで忙しくしてるし、結衣もまぁまぁよ」
「今日は僕がおごるから」
「え? いいわよ。私の名前で予約してあるし……」
「まぁそういわず」
「じゃ、おごってもらおうかな……」
「……」
「…………」
「君は元気にやってた? 僕の方はまぁ、遥から聞いたと思うけど、散々だよ」
「私は……、あはは。内職でブーケ作ったり、ブーケ作ったり、ブーケ作ったり……」
非常に居心地が悪い弘美ちゃん。
もう笑っているだけで、精一杯です。
「ねぇ、かなたさん。私達、もう一度結婚するって言うのは、ダメかしら」
「…………」
「ダメよね……。私が悪いんだものね」
なんか、向こうの方に変なお客さんがいる……。
最近リバーブロッサム・ヒルズにできた、怪しげなサロンの犠牲者ですが。
二人とも、それぞれの好物を注文しました。
弘美ちゃんはロブスター。
かなた君はスパゲティーミートボール。
しかし、この端の席は何か悲しすぎる。
「遥はどうやら、好きな人がいるようだよ」
「……あら。私にはいないようなことを言ってたけど」
「まだ片思いなのかもしれないな。ちょっと心配だよ。何せ僕の息子だから」
「…………」
「がつがつ」
かなた君、ヤケ食い?
こんな食べ方する子じゃなかったと、思うんですが。
結局弘美ちゃんはほとんど料理に手をつけられないまま、かなた君のほうが先に食べ終わってしまいました。
「僕先に外に出て、タバコ吸ってるから」
「うん……」
「今日はありがとう」
「うん。会えてよかったよ」
弘美ちゃん、とりあえずはかなた君を家まで送っていって、別れました。
家に帰るとすぐ、かなた君から電話がありました。
「また、一緒に食事に行こうね。今度は子供達もつれて」
デートした直後に、「この間のデートはすごかったです、これからまたご一緒できませんか」コールってよく来ますよね。
今行ったばかりだろう! ってのに。
「……ふう。なんだか、すごく疲れた……」
さて、ロマンス願望の真美ちゃん。
携帯を手に入れた彼女は、早速それを使ってバイト仲間の男の子を呼び出しました。
「何? 急に呼び出したりしてさ」
「何って何よ。せっかく乙女が告白しようと、やっとの思いで電話したって言うのにさ!」
「えっ……?」
はい、ファーストキス。
ロマンス願望の真美ちゃん、ついに活動を開始したようです。
この男の子とは、バイトも一緒とあって、すぐに仲良くなったのでした。
「君もファーストキスだった? ねぇ、そうでしょ?」
「なに言ってんだよ。違うに決まってんだろ!」
しかしロマンス願望の真美ちゃん。
ファーストキスをしたこの日は、一人とだけではおさまりません。
早々にラマな彼とは、さよならをして……。
「あ、私真美。話があるから、ちょっと家に来て!」
いつぞやの日に、結衣ちゃんが呼び止めてくれた男の子ともチュウ。
この子のハートもいただきです。
果たして真美ちゃんは、ティーンの間にどれだけの恋人が出来るんでしょうか。
そのころの二人。
弘美ちゃんは外出で疲れて、結衣ちゃんは一日中テレビ見て疲れたようです。
結衣ちゃん、こんなんでいい彼氏ができるのかな。
「う~ん……ぐしぐし」
今夜は何かと、考えることが多すぎた日でした。
かなた君が健康だったのだけは、何よりだったかもしれません。
「二人も同時に好きになると、たーいへん……むにゃ」
こら!
どんな夢を見ているんだ!
真美ちゃんは悪乗り。
「かーわいい! 捕獲しちゃうゾ!!」
「いてて、いてぇって!」
抱きしめる。
「ぜぇぜぇ。お前、めちゃくちゃ力強いのな……」
「だって、私の夢はプロスポーツ選手だもん!」
まあ、こちらもこちらで、色々あります。