The sims2のプレイ日記
2007
「ふー。今日もよく働いたなぁ」
お風呂で一日の疲れを洗い流します。
「あー。ほんと悩むわぁ」
真美ちゃんも、お風呂で悩みひとしきり。
こんなときは、てっとりばやく新しい恋人を探して、悩みをひと時の間でも忘れていたいもの。
「素敵な恋人が現れますよーに」
ポチャーン
願いの井戸ですか。
おお!
どうやら願いは聞き入れられたようです!
ところが。
どさっと落ちてきたのは、おじいさん。
しかも……、
「あいたた……。何でワシはここにいるんじゃ?」
幸人さん!?
尚人君のおじいちゃんです!!
「はい、こんにちわ」
ええー!?
なんで、幸人じいさんなんかが落ちてくるわけーっ!?
えええええーーー!?
ちょ、(プレイヤーは)嫌ですよ!!
こんな三角関係!!
(あいつ……。男は連れ込むなって、言っておいたのに。さては、願いの井戸を使ったな)
樹君に見られてました。
(さすがにさぁ。尚人君のおじいちゃんは、まずいよねぇ)
「いやー。それにしても、尚人の恋人に召還されるとは、思いもよらなかったわい」
幸人じいさんのほうは、いいみたいですけどね。
樹君には男を連れ込むなといわれていましたし、幸人じいさんにはこのままお帰りいただきましょう。
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2007
「今日の出会いは、どんな出会いですかね」
願いの井戸をのぞく、樹君。
願ったのはもちろん、愛。
が……。
願いは不発。
「また性懲りもなく、お前かい! いい年して、なんて破廉恥な男だよ!」
「うわっ……、すんませんすんません」
そして襲われる。
「おじさーん! ファイトォ!!」
真美ちゃんの応援むなしく、負けました。
「もう二度と、井戸なんかを覗くんじゃないよ!」
「いてて、くそぅ」
さて、そんなこんなで夜をすごしていたら、お客さんがやってきました。
ピンポン♪
「こんばんは。真美さんいます?」
樹君が出ました。
「こんばんは。真美なら、家にいますよ。呼びましょうか?」
「あ、いえ。今夜はもう遅いので、やっぱり帰ります」
「はあ……」
この町では、見かけない顔です。
よそから引っ越してきた人でしょうか。
「あいつ、何しに来たんだぁ?」
まあ、今は夜中の2時ですから、さすがに人を訪ねる時間ではないですね。
「真美、お前ダウンタウンかどこかで、男を引っ掛けなかった?」
「ああ、信明さん? たまたま寄ったアイリッシュパブで一緒になったんだ」
「あ、そう」
真美ちゃん、尚人君に代わる、新しい恋人を見つけたようです。
2007
朝です。
「それじゃあ、デートに行ってきまーす。車貸してね」
「おう。傷つけるなよ」
真美ちゃん、昨日の夜訪ねてきた信明さんと、初デートです。
おや?
なんと、真美ちゃんのパパ、かなた君が偶然通りかかりました。
とりあえず、ハグ。
「パパ、こんなところで何してるの?」
「ちょっと散歩をしてたところだよ。奇遇だね」
「そちらの方は……?」
「ああ、新しい友達。この間、ここの店で一緒になったの」
やはり、娘の彼氏は気になりますか? かなた君。
かなた君と別れて、信明さんとちょっといいムードになりかけたとき。
……向こうからこっちをじっと見ている人が。
真美ちゃんのママ、弘美ちゃんです。
ここ、身内の客が多すぎるよ!
弘美ちゃんは、ギターを弾いていたかなた君におひねりを入れに来たようです。
というか、夫婦そろってこの店に来てたのね。
真美ちゃんのデートには、ちょっと悪いタイミング。
親の前ではあんまり積極的なこともできないし、ここは健全に、カードゲームでもして遊びましょうかね。
すごいメイクの人も混ざってきました。
「どっこいしょ」
「あれ? ママもやるの?」
「うん」
やっぱり娘の彼氏が気になるか。
「娘がお世話になりますわねぇ」
「いいえ。こちらこそ……」
デート場所、変えましょうか。
そのほうがよさそう。
2007
両親のいるお店を出て。
「お腹空いたから、何か食べに行きましょうか」
「僕がいい店を知ってるよ」
やってきたのは多分「1-20-5カフェ」
気軽なデートには、ちょうどいい場所です。
「ねぇねぇ、信明さんは、何のお仕事してるの?」
「ミュージシャンキャリアだよ」
「ふーん。なんかかっこいいのねぇ」
「君は?」
「私は今、就活中」
などと話していたら、向こうのほうでこちらを見て顔を覆っている人物を発見。
「ちょっとぉ……。あれ、真美ちゃんじゃないのぉ……! あの男誰よぅ!」
尚人君のお母さんの、佳織さんです!
「もぐもぐ……」
「むしゃむしゃ……」
「あああー……! なんでぇ……!?」
佳織さんに見張られながら食事中。
さらには、佳織さん。
二人の目の前にわざわざ移動して、顔を覆います。
……言いたいことがあるなら、はっきり言おうよ。
「と、とりあえず、二人の出会いに乾杯でもしない?」
「そうしとく?」
どうにも食事しにくい状況です。ほんと。
デートもそろそろ、これで終わりにしときますか。
今日は、何かと邪魔が多いです。
「それじゃーね」
「また今度」
「あ、あ、あーっ! そこでチューしちゃうのぉ……!? うちの尚人の立場はどーなっちゃうのよぅ」
カフェの外に目を移してみると。
おや、結衣ちゃんも来ていたんですね。
ちょっと挨拶しておきましょうか。
そう思って、真美ちゃんも外に出てみたとき。
目の前に飛び込んできたのは、大喧嘩の砂埃。
「うわ! 何?」
しかもその中心に、佳織さん。
ということは……。
佳織さんの相手は、信明さんでした……。
「うちの息子の彼女に手を出すなんて、あんたなんかこうよーっ!! お母さんは許しませんからねぇぇぇ!」
「ちょっと! なにするんですか!!」
……どうやら佳織さんが信明さんを襲ったようです。
「母の偉大さ、思い知ったでしょ!」
佳織さんが勝ちました。
今回のデートは、本当に散々な結果でしたね。
というか、おまえ弱いな! 信明さん。
2007
さて、今日は特別な日です。
樹君、弘美ちゃんを家に招待しました。
「あら、真美。あなた、竹中さんの家に居候してたの?」
「パパには言わないで! 絶対秘密にして!」
「しょうがないわねぇ」
今日は、樹君の誕生日です。
家族だけで、つつましくパーティーをすることにしました。
「すごい数のロウソクね」
「樹君、誕生日おめでとーう!」
「おじさん、おめでとーう!」
さすが母娘。
息もぴったりのお祝いです。
「それじゃあ、ふーっ!」
いよいよ、樹君もおじいさんです。
「さよなら! 俺の青年時代!!」
くるっと回って……、
「おお!?」
禿げたーーーーーーっ!!!
やっぱり樹君も、ハゲちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
樹君には速攻、お着替えして髪形も変えていただきました。
結衣ちゃんを交えて、三人で座れば、家族みたいですね。
「おじさん、結衣ちゃんと一緒で楽しそうねー」
やっぱり、実の娘と一緒になると、樹君も嬉しそうです。
真美ちゃんにお電話。
「あ、信明さん? いま、おじさんのパーティやってるんだ」
またデートのお誘いなんでしょうかね。
さて、みんなでそろってお昼ごはん。
「結衣んとこ、双子が生まれたんだってな。今度俺も家に呼んでくれよ」
「うん。家の中がもう少し落ち着いたら、電話する」
「むぐむぐ。お昼ごはんおいしい」
結衣ちゃん、ウォムラット顔。
お昼ごはんのあとは、弘美ちゃんと結衣ちゃんが枕たたきを始めたり。
のどかなパーティーです。
「俺が若いときなんか、こんなパーティを開くことになるなんざ、夢にも思わなかったよ。これまでの人生振り返ってみても、なんだか後悔はしてないなって、そう思えるんだわ」
「そうね……。色々あったけど、これが私や樹君の人生なんだなって、思うわ」
「なあ、結衣。生まれた双子は、母親似か? 父親似か?」
「まだ赤ちゃんだから、分からないわよー」
年をとっても、まだまだ楽しみの多い人生です。