2007
ラマきたる。
牛の次はこいつです。
ともにキャンパスライフのマスコットですが、こいつは牛とは違って害はないです。たぶん。
「うわー! ラマだー!」
隆志君、手をたたいて大喜び。
それなのに、
ラマが彼を賞賛しようとすると、
「ラマに褒められてもうれしくない」
好きなのか嫌いなのか、はっきりして下さい。
こちらはシャワー室。
真鈴ちゃんがシャワーを浴びた後なのですが……。
だらしない性格の彼女、床を水びたしにしてしまってます。
たいていエルちゃんが掃除してくれるんですが。
綺麗好きなエルちゃん、床を汚したことで真鈴ちゃんにご立腹してしまいました。
だらしない性格だと、あらぬところで反感を買ってしまいます。
女性陣が授業でいなくなって、男四人のんびり羽を伸ばしてます。
女の子がいないと、なんとなく気楽でいいね。
ラマは特に誰をかまうわけでもなく、おとなしく椅子に座って本を読み始めました。
いったい何しに来たんだ。
「あ、母さん? 俺だよ。今度みんなと一緒に、一軒家に暮らすことになってさ。春日ちゃんて子も一緒なんだ」
明君、お母さんに電話しても春日ちゃんの話題。
そんなに好きなら、早く口説いてくれ。
それとも、こっちから指示しちゃおうか?
女の子達が授業から帰ってきました。
でもいきなり不穏な空気。
エルちゃんが真鈴ちゃんに、シャワー室のことを問い詰めたところ、真鈴ちゃんが逆ギレ。
「分かったわよー! 自分で掃除すればいいんでしょ、自分で!」
「なによ。悪いのはそっちなのに、なに怒ってるのよ」
ともに気の強い性格同士。
真正面からぶつかれば、火花が飛び散る熱い戦いに。
頼むから、仲良くしてくれぇー!
喧嘩は御免だよ。
綺麗好きという点で、花梨ちゃんはエルちゃんと気が合うようです。
真鈴ちゃんのがさつな食事のとり方を見て、そろってあきれる二人。
「信じらんない……」
「お姉さま……、うえ~」
真鈴ちゃん、性格変えないと敵を増やしかねないなぁ。
食料がなくなったので、配達をお願いしました。
ところが。
支払いの時点で、お金がないことに気がつきました!
そうだった、お金300$しかなかったんだ……。
怒った配達のおじさん、お金の換わりに何かを持っていくそうです。
おじさん! それはサトル君のベッド!
あわれ、サトル君、ベッドを回収されてしまいました。
今夜どこで寝る?
学期末試験で奨学金をもらえるまでの辛抱です。
そして深夜0時。
試験にかりだされる一同。
入学して以来、まともな時間に試験があったためしがありません。
2007
食料配達員に没収されたサトル君のベッド、復活しました。
学期末試験が終わった面々。
「眠たいよー」
とサトル君。
新しいベッド買ったよ。
どうぞ寝てください。
お疲れ。
ベッドを買ったあまりの奨学金で、プールも設置しました
誰が一番先に泳いでくれるかな。
真鈴ちゃんでした。
活発な性格だから、スポーツ関連にはすぐに飛びついてくれましたね。
「いやっほーい!」
ジャンプ。
ダボーン
結構深いプールです。
他の学生達もやってきました。
エルちゃんも飛び込み台から行くようですね。
「それー!」
ぴょいーん
サトル君もやってきました。
自信たっぷりに飛び込み台へと歩み寄り……、
大ジャンプ!
サトル君、かっこいいじゃない。
じゃぶーん
新しい遊び場が出来て、よかったですね。
水泳は楽しさを回復しながら身体スキルがあがるので、一石二鳥です。
たくさん泳いだらおなかが空きます。
この三名がそろって夕食。
しかし、真鈴ちゃん以外は二人ともかなりの潔癖症。
食べ方の汚い真鈴ちゃんは、当然反感を買ってしまうわけで。
「がつがつ、おいひー」
「うっ。お姉さま、お行儀が悪いんですの!」
おまけに、シャワーを使うたんびにあたりを水浸しにする真鈴ちゃん。
これで前にエルちゃんと喧嘩になりました。
このまま放っておくと、また反感を買うことになるので、指示して自分で掃除させます。
「う~。面倒くさいー」
湯船が買えたらいいんだけどね。
今は生活費分しか貯蓄がない状態だから。
さあ、今日の朝ごはんはバナナワッフル。
エルちゃんが作ってくれました。
これに生クリームをたっぷりと乗せて、いただきます。
「おいしそー!」
「エルが作ったのなんて、ちょっと信用できないよ。塩と砂糖を間違えるとかしてるんじゃない?」
サトル君はエルちゃんにダメ出し。
どうも相性が悪いみたいですね。
今期の学生達は、なかなか皆仲良くするのが難しいな。
なぜだかは分からないけれど、彼らの家に教授が訪問してきました。
学生達の監督に来たんでしょうか。
とりあえず春日ちゃんに挨拶してもらって、中に入れます。
適当にくつろいで行ってもらえば、いいでしょう。
そのあと、春日ちゃん、きれいなフォームでプールに飛び込み。
プールではすでに真鈴ちゃんが泳いでいます。
この二人、活発な性格でしたね。
運動が好きなんだ。
こちらの二人はインドア派。
またも仲良くそろってゲームで対戦です。
「よーし、見てろよー」
「私も負けませんの!」
「あーっ! 花梨、それ反則だろーっ!」
「きっこえっませーん、ですの」
家に上げた教授、誰も構ってくれないので、一人でギターを弾き始めました。
そして便意ぎりぎりまでギターにかじりついて、帰宅。
本当に何しに来たんでしょ。
2007
二人でダンス。
朝から仲のいい子の二人です。
でもそこに立ってると、隆志君がテレビ見えないよ。
エルちゃんもやってきました。
難しそうな顔をしながら、一人でダンス。
そういえば、エルちゃんにはまだ彼氏が出来てなかったね。
それより、そこにいくとますます隆志君がテレビ見れないんじゃ……。
真治君までやってきました。
どうしてそんなところに集まってくるんだ、皆。
そしてこのあと、とうとう皆、隆志君にテレビの前から追い払われたのでした。
さて花梨ちゃん。
彼女は一人家を抜け出し、タクシーでダウンタウンへ。
「今日お暇ですの? じゃあ、私とデートしてくださーい!」
花梨ちゃんが誰かに電話をいていると。
そこを通りかかったのは、樹君?
同じロマンス願望同士、早速呼び止めてみましょう。
ひそひそ
「知ってます? 近所でよく見かけるあの黒猫……」
いきなりゴシップですか。
しかも動物ネタ。
「喧嘩に負けたんですのー」
「え、まじ? 誰に」
「同じ近所のあのデブ猫なんですの」
このネタは……。
花梨ちゃんたちが最後に家族そろってでお出かけした時に遭遇した、あの喧嘩のことですね。
ちなみにこの話題、あとで樹君は別の人にも話していました。
ゴシップネタってこうして広まっていくものなんですね。面白い。
さて、先ほど花梨ちゃんが電話していた相手が、やってきました。
「会いたかったんですのー」
「そ、そお?」
この方はスカイラーさん。
花梨ちゃん、これからこの人を口説くつもりなのです。
まずはお食事でもしましょうか。
軽くおしゃべりなどして、デートスコアと残り時間をあげた後に、お食事に誘いました。
「大学ではたくさん勉強しなくちゃいけなくって、たいへんですの」
「ふうん。僕は大学には行かなかったから、どれくらい大変か想像もつかないなぁ」
「ねー、スカイラーさん……」
花梨ちゃん、そっと手を差し伸べて待ち受けます。
スカイラーさんも手を乗せてきて……。
ピンクのハートが点灯!
淡い恋心が生まれました。
お食事が来たので、二人で乾杯。
「今日の初デートを祝して、かんぱーい」
花梨ちゃん、スカイラーさんを落とすのに投げキッスまでしちゃいます。
目的のためには手段を選ばないか。
投げキッスされたスカイラーさんも、悪い気はしないよう。
このまま一気に決めちゃいますか。
「この間の試験の成績は優でしたのー」
とここで花梨ちゃん、なぜか後ろの席の男にまで話しかける。
その人は何にも関係ないでしょ!
食事を終えて、さらに口説くと……。
スカイラーさん陥落。
ついに赤いハートを奪いましたよ。
二人がいちゃついている時、不意に現れた、見慣れた人影。
げっ、俊介さん!?
花梨ちゃんのお父さんです!
(子供たちも大学に行ったことだし、この辺でそろそろもう一人くらいつくってもいいかもな)
あれ? 考え事をしながら、お父さん素通り。
気がつかなかったのかな。
通り過ぎたお父さん、コーヒーショップの前で野良犬とじゃれ付き、他のお客さんに大迷惑をかける。
何をやっているんだか。
2007
花梨ちゃんとデートをしたスカイラーさん。
その日の夜、デートのお礼にとバラの花束と、なんとピアノまで持ってきてくれました!
やったー!
ピアノを換金すれば、お金がどっさり入る!
ありがとう、スカイラーさん!
ピアノは有意義に使わせていただきます。
で、ピアノをうっぱらったお金で、念願の湯船とトイレをを買いました。
シャワー室を水浸しにしていた真鈴ちゃんも、今日からは大丈夫。
ここのお風呂に入れば、水浸しにすることもなく、エルちゃんや花梨ちゃんの反感を買うこともありません。
さて、朝です。
今日のメニューはベーコンと目玉焼き。
おいしそうに出来ましたね。
真治君の力作です。
皆で仲良く朝ごはん。
「せっかく一戸建てにすんでるんだからさ、パーティーやろうよ。盛大に。バンドのお披露目もかねてさ」
「それより先に、サトル君と真治君の特訓じゃない? 僕達まだ一回も合わせて演奏したことがないし」
双子達、楽器の練習も大事だけど、勉強も大事だよ。
サトル君はレポート。
真治君は課題。
スカイラーさんのピアノを売ったあまりのお金で、勉強机も新しく買ったんですよー。
ほんとにありがたい贈り物だったなぁ。
隆志君はトイレをつまらせたので、責任もって自分で後始末です。
「何で僕がこんなこと……。修理業者雇えばいいのに」
お金がもったいないよ。トイレが詰まったくらいで呼んじゃ。
それから、あの二人がとうとう……、
こうなりました。
立場逆じゃない?
明君のほうから春日ちゃんの胸に飛び込んでいったようです。
春日ちゃん、重そうな顔してます。
友好度も足りているので、すぐに赤いハートが点灯。
はれて恋人同士です。
よかったね、明君。
今度は婚約かなぁ。
二人のどちらかに願望が現れたら、婚約させることにします。
一方のこの二人。
シャワー室水浸しの件で、まだ言い争いを……。
真鈴ちゃんのほうからエルちゃんに食って掛かったようですね。
「もう私はシャワー室使わないから、うるさく言わないでよね!」
「な、なによ」
「元はといえば、あなたがシャワー室を汚れっぱなしにするからいけないんじゃない!」
気の強いエルちゃんが、だまっているわけがありませんでした。
しっかりとやり返し。
あーあ……。
この二人は仲良く出来ないのかぁ。
せっかく湯船を買ったのに。
ちなみにこれも買いました。
シャボン玉製造機。
皆で座ってふーふー吹いて、シャボン玉を飛ばして遊ぶ謎の機械です。
楽しさと心地よさのパラメーターが、ぐんぐん回復していく優れもの。
ふーふー吹いてると、酸欠で苦しくなりそうな気もするのですが。
そして、吹いているとなぜか体が浮く。
それはあたかも自分自身がシャボン玉になったように。
謎のおもちゃです。
いろんな色のシャボン玉が出てくるので、見た目も綺麗ですけどね。
皆で夕ご飯代わりのデザートを食べます。
このミルフィーユは、真治君が焼いてくれました。
外では、知らないおじさんが、勝手にプールに飛び込んでる……。
いつのまに。
いや、一応大学のOBではあるんですが。
少なくともここの8人には、縁もゆかりもない人。
大学に行ってたシムは、勝手に家に上がりこんでいいことになっているんでしょうか。
知らない人は居間にも。
こっちはチアガールですね。
ラマや牛と同様、勝手に上がりこんでくるNPCです。
チアガール、ケーキを食べている一同のところへ向かって、真治君を応援。
「ケーキ、ケーキ、ケーキ!」
「もうケーキはないよ……」
ごめんよ、チアガール。
そして、深夜三時。
例によって学期末試験にかりだされる一同。
もう、まともな時間に試験を受けるのは、あきらめました。
2007
三年生前期が始まりました。
この時点で、財産願望だった隆志君は知識願望に変更。
でも、この家に越してから、まだ一度も天体望遠鏡を覗く機会がありません。
レポートや課題や家事なんかで結構忙しいからな。
一番にレポートを仕上げたエルちゃん。
活発な彼女はプールに一直線です。
「やっと遊べる――」
「わーーーーっ!!」
大ジャンプ。
運動神経いいね。
ざんぶ
プールが深すぎて、エルちゃんの姿が見えなくなりました。
足吊らんように気をつけてね。
さて花梨ちゃん。
かねてより電話で親しくなっていた、この学生を呼びました。
この濃いキャラを見て分かるとおり、彼はNPCではありません。
ラ・フィエスタ工科大のデフォルト家族の一人、なんとか三世・フランシス・Jとかいう、お金持ちのお坊ちゃんです。
「花梨ちゃん、急に僕を呼び出したりして、どうしたんだい?」
「実は、私のレポートをやってほしいんですのー。私バカだから、頭のいいフランシス君がうらやましいですの」
そうです。今日は彼を口説くのではなく、いいように使うために呼んだのです。
真治君の目のあるところで浮気なんて、さすがに出来ませんからね。
さあ、たまには庶民の労働を味わって見なさい、お坊ちゃん。
「あそこまで頼まれると、さすがの僕も断れないよなぁ」
すぐさまレポートに取り掛かってくれた坊ちゃん。
それにしても、見れば見るほど気になるモミアゲ。
「ふうー。終わったー」
実はレポート、半分までは花梨ちゃんが自力でやっていたので、そんなに大変ではなかったろうと思います。
「花梨ちゃんに報告しとかなきゃ。ふふ」
「レポート終わったの? それじゃあ、俺のも頼んでいい?」
「へ?」
サトル君、花梨ちゃんに便乗。
うまく言いくるめてみせました。
「……」
ご苦労様です。
サトル君のレポートは丸々一個やらなければいけませんでした。
疲れたフランシスの耳に、突如ピアノの音色が。
「うわ! なんだ、この不協和音」
エルちゃんがピアノの練習をしていました。
育ちのいい坊ちゃんには、我慢できなかったのでしょう。
逃げるように帰っていきました。
ちっ、掃除も頼もうと思っていたのに。
「どおどお? だいぶうまくなったっしょ!」
サトル君、坊ちゃんにレポートをやってもらっている間、せっせと楽器の練習をしていました。
でも、まだまだ特訓が必要そうだね。
その日の夜。
またいつの間にか、知らない人が入ってきてました。
この間のおじいさんですね。
どうやら、キャンパスのOB達は勝手に訪ねて来るみたいです。
参考までに言っとくと、このおじいさんはキャンパスライフ二期生のルカ君です。
せっかく卒業生が来てくれたので、夕飯でも一緒にいかが?
今日のメニューはサトル君の照り焼きチキン&ライスです。
「わしの若い頃は、音楽ばかりで、勉強なんぞほとんどしとらんかったの」
「へー。そうなんすか」
卒業生の思い出話ひとしきり。
夜は静かにふけていきます。